「忘れないから」を含む小説

眠りから目覚める刹那、幻想と記憶が混ざり合い幸せな夢をみることがある。 それは幸せだった過去を鮮やかに彩り突然やってくる。だが、貴方は覚えていますか？幸せな夢を。 私も覚えていま…

〈あれは冬も近付いてきた、秋の終わりの頃だ。 　四原雪哉は、小学五年生の時、僕のクラスメートだった。四年生の時に転校してきて、その時はクラスも違ってはいたけれど、その頃から僕は一…

書くことを忘れてしまったわたしのリハビリのためにTwitterで交流のある方たちから募集したお題で物語を書いていきます いろんなジャンルに挑戦できればと思っていますので、どうぞ温…

百年消えないこの胸の傷、悪夢いざなう。忘れていた鎖にまた繋がれて…… 今も刹那の瞳は消えない。 参考音源「月と狼」 あわせてお楽しみ下さい。 https://youtu.be/…

あるミュージシャンの死から一年と少し。「彼」の公式ホームページが削除された。 そんな小さな出来事をきっかけに、電信の海につながった三人の人生が回り出す。 まだ夢の途中にいるミュ…

サンタクロースって、親だよね？ 中学に入ってやっとできた友達に、そう問われた美心（みこ）。美心は、小学六年生までプレゼントを届けてくれたサンタクロースを忘れられずにいた。でも仲間…

目の前の、此処とは別の場所、違う時を歩む貴方は、決してなれなかったもう一人の自分。 再び、淡雪様の自主企画：「第４６回私の短歌で物語を綴って下さい。」参加作品として新たに書き上…

祖父の死。 20年前に旅立った祖母がいる墓に、送り出さねばならない。

2年くらい小説を書いてなかったら、書き方を忘れてしまった人の日記

※書籍版は大幅改稿しているため、ストーリーの大筋は同じですが内容が異なる部分があります。WEBの3話はノベルの③巻とは内容が異なります（ノベル③の時系列はＷＥＢの3話の後のお話で…

一人晩酌しながら寝落ちる瞬間がとても幸しみにしているOLが夢を見て、何故か冒険者の男の中で目を覚ます。 男とだらだら話しながら料理を食べたり、冒険者してみたり、異世界を適当に楽…

日々の喧騒に揉まれる男。 日常とはかけ離れた場所では未確認生命体が調査隊を惨殺する。 調査隊の生き残りである森本は森の奥で見た出来事が忘れられなかった。 「あの光は一体」 その言…

小さな温泉街に生まれ育ったふたり、リアとリナ。 リナが9歳の時に誰も利用しなくなって存在を忘れられた鈴虫坂を見つけ、そこを自分の居場所にして学校をサボって本を読んでいたが4歳のリ…

　世界最強の冒険者を決める大会「覇王決定戦」で優勝し、世界最強と認められた若き弓使いには忘れられない思い出がある。それは、1年生から2年生後半までの1年ちょっとの出来事だった。 …

短編：「海月は虚を舞う」の少しあとの物語です 登場人物 　瀬名真昼：”私”。“史書室”にて記録係を勤めているカメラマン。 　加来　久：“史書室”の調査員。私の同僚。 関連作品…

～あらすじ～ ある日親友に裏切られ、いじめられて声を発せなくなってしまった主人公に、不思議な転校生が現れる。 これは、主人公がトラウマを克服するお話。

二人の人間を紐で縫い合わせ、一人の化物を生む、非人道的な魔法がある。理性も言葉も忘れて人間を襲う化物は『魔女』と呼ばれていた。研究者が切望し続けているのは、自我を失くした失敗作で…

好きなこと、好きなモノ。日々心に浮かぶあれやこれや。 忘れずかきとめ、誰かと触れ合うためのエッセイ。 丸く柔らかくあるいていきたい。

　期志丘には暗い過去がある。急な崖で意地悪な子の背中を押して落とし、死亡させたことがあるのだ。その期志丘が自宅近くの高校に国語科教員として着任した。 　国語科には長い手袋の美女、…

　前世とそのまた前世――魔女として処刑された五〇年前と、侯爵家の女主人として生きた一五〇年前の記憶を持って生まれたエルメリア・ロッシュは、リブラント侯爵家が子息ユスツィート・ケリ…