「十三」を含む小説

髪の生える市松人形と呼ばれる程、表情に乏しい引っ込み思案な十五歳の少女。 毎日でも会いたいと思ってしまう程気になる相手は、なけなしの勇気を振り絞って自分を救ってくれた二十三歳の刃…

　時は二十三世紀。 　なんやかんやとあって地球爆発。 　人類は宇宙へと飛び立った。 　新天地で人類は新たなる局面を迎える―― 　光と闇。 　虚無と虚ろはだいたい同じ意味。 　お父…

体の一部が獣のモノへと変質する奇病。 人々はそれを『獣還り』と呼んだ。 ※以前公開していた作品に加筆修正したものです。 　第二十三回電撃大賞三次選考落ち。

伝説の大窃盗団、大鴉団。 今宵、京都に舞い降りた彼らはまんまと三十三間堂の仏像一体を盗み出した。 しかし、彼らのアジトの位置がばれていた！ 一体どうして？　警察はどのようにして彼…

真昼の街中。腹を撃たれ、生死の境をさ迷っていたヴィルフリートは、十三歳の地元の少年ミカに見つかり、「医者を呼んでやるよ」といわれて教会に連れていかれる。修道女たちから「天使の子」…

日常で感じたふとしたことを三十秒で読み切れるよう、文章化！ 現実を楽しめ！サクッと読める詩的短編？

　――異世界【禁断領域】。その現出により、ただただ破滅的だった二十三世紀の戦争は奇形へと歪んでいく――。 　東南アジアにおいて私設武装組織を率いる青年、黒峰玲は、敵を追う過程で…

ごく普通の平凡な高校生が異世界に召還される。召還した女の子から救世主と呼ばれるのだが。第二十三回電撃大賞一次落選作品。第十一回小学館ライトノベル大賞一次落選。

戦後間もなく、東京周辺三十三カ所に突如出現した異空間。 〈こちら〉とは全く違う法則に支配された場所に繋がる「そこ」は〈不可知領域〉と命名され、いつしか〈迷宮〉と通称されるようにな…

　全球凍結によって〈生存区域〉と呼ばれるコロニーでの生活を余儀なくされた人類。東京二十三区を覆いつくすドーム状のエリアこそが、彼らに残された最後の居住地だった。 　コロニー内の気…

百人一首　第六十三首の歌と、詠み手である左京大夫道雅（藤原道雅）の悪役っぷりからつけられた「悪三位」「世上荒三位」という呼び名からイメージした恋の物語。 ※歌の意味はほぼ変えてい…

主人公は彼女から逃げて家出をする。彼はいろいろなことから逃げていた。 仕事のことと彼女のこと。そして十三秒先未来のこと。 そんな中一人のおばあちゃんに出会い……。

コミカルギャグ×最後はちょい胸キュンなショートストーリーです。 二月十三日、如月梨紗と笹原杏鈴は折笠仁子からの“Crystal Member男子にバレンタインを作る会”の誘いに…

　怪物が地上を蹂躙し、かつて人々は絶望の淵へと追いやられていた。その様子を天界より傍観していた神々は、対抗手段として〈剣〉を与える。 　〈剣〉を与えられた者は騎士と呼ばれ、彼らは…

　舞台は十三世紀、ヨーロッパのとある国。 　その国の王様は他人よりもグルメでいつも美味しいものの事ばかりを考えていました。 　そんな王様はある日、マルコ・ポーロの東方見聞録を…

ハワイはワイキキの北西に位置する街が「カイムキ」。高層ホテルが乱立するワイキキ、ゴージャスな邸宅が居並ぶカハラとは全く雰囲気を異にしたこの街に一本の大きなプルメリアが目印の二階建…

少年だけにみえるギアの鳥、 少女たちのつくりあげる〈禁猟区〉 二つの都市伝説に引き裂かれたこの物語は、しょうじき暴走している。 「きさまの正体は街の不安をエネルギーに旋回する衛…

愛に深く生きる事は罪なのか。 それとも愛に目を曇らせることが罪なのか。 いずれにせよ、答えは出された。 彼らの魂が罪深き事に変わりはない。 変わりなど、ない。 （※重複投稿してい…

ひらいがいこつこのなかにあり　そのつづき ご一新は昔話の種になり。 明治天皇の崩御とて一昔。 早いもので大正の御世も十三年。 東京のはずれにお住まいの、とあるひとりの探偵作…

ニートと生活をするようになった賞金稼ぎのミルクと蝶子。そんな時、ラジオから十三柱の鈴木麒麟児がテロリストに誘拐されたと情報が流れる。これは賞金のチャンスと捉えたミルクだが相手は青…