「雲 現代」を含む小説

これは「普通」ではない幼いふたりの物語。 余裕もなく過ぎ去るその日々の隙間に非日常を感じて欲しい。 どんな人にだってあったはず。魔法使いになって空を飛んだり、海賊になって荒くれ…

個性なし！趣味もなし！取り柄、全くなし！ 自称・不良品人間、中一女子の夏野ころな。 お母さんは失踪し、お父さんは（たぶん）亡くなってるけど、大会社の社長の「おばあ様」から助けても…

＃五月四日〈緑の日〉。 　ゴールデンウィークまっただなかの昼下がり。 　絶好の行楽日和というには暑すぎて、じっとりと汗ばむような初夏の陽気だった。 　図書館偏愛のビビり女子…

晴ればかりではない日々のなかで少年は一人の女性に出会う。 彼らと周辺の人々がどう生きているかというお話です。

「大陸を駆ける風でありたい、大空を旅する雲でありたい！」　　　 窮屈な故郷を脱出し、魔法使いの少女・アンは異世界を目指す。 一方、植物のようにしっかりとした根を張り、 誰とも争…

異世界と繋がる不思議な扉を持つ店、『七臥古物店』。 表向きは流行らないリサイクルショップ、裏では「異世界からの品をこちらの世界や別の異世界に売る」知る人ぞ知る名店だ。 七臥津雲…

AIが支配する近未来の学園で、怪しげな少年少女が夜な夜な集う……その名も【学校の怪団】！ 科学によって全ての怪奇現象が全否定された現代。 『清く正しく美しく』あろうとする新米生…

　狙撃の名手として名の知れた若きスイーパー、津雲瑛士とその相棒の少女、斑鳩玲奈。二人の元に警視庁は公安部から飛び込んで来た急な依頼は、嘗て存在していた巨大国際犯罪シンジケート『ス…

姿形は人間と大差ない、神様はどこにでもいる。ただ、あなたが気づいてないだけ―― 神様大国である日本。八百万の神々が人間社会に溶け込んで暮らしている。 それを知る人は神を信仰する…

疲れた社畜ＯＬ山本茜はある日、全てのものを切り裂く妖刀・童子切を扱う異能力を意図せず手にしてしまう。 その妖刀を巡り、突然狙われるようになった茜を守りに現れたのは、 毒舌女子・…

夢を見た。不思議な夢だ。 夜空にぼんやりと浮かぶ月が泣く夢だ。 一筋の白い輝きがグラスの縁を伝う雫の様に月から溢れて、雲一つ無い夜空に落ちる夢。 寝苦しいむせ返るような七月の夜…

「す、好きですっ！　つ、付き合ってくださいっ！」 　学校の中庭、雲ひとつなく澄み渡った空に、噴水が小さな虹を作り出す中の、甘酸っぱい言葉。 　絵にかいたような告白。 　誰もが一…

彼女は僕を"サイゴ君"と呼ぶ。 それは、僕が最後の一人だから。 その名前を僕は割と気に入っている。 この世の中で、何一つ価値のない僕が、少しだけ存在していてもいいような、そんな気…

連休を手に入れた主人公はツアーにやってくる。 選んだ旅行先はまさかの雲の上！？ でも、雲の上で生活するのはこれめっちゃ辛い……！？ ↓前回の投稿↓ 『見られているだけで何も…

　家族を航空機事故で失った男は極光の空を見上げて憎み、ただひとつ寄り添えるものを見つけた女は極光の空を見上げて愛する。 　極彩色の帳が下りる世界の頂上で、雲の切れ間の光の幕に勝手…

透き通るように青い空。綿あめのようにふわふわの雲。吹き抜ける涼やかな風。 そんな夏の風物詩と共に彼女は現れた。 俺と彼女が結末を迎えるまでの、ほんの少しのお話。

権力者の言い成りになるしかない、まるで現代社会を風刺したような村社会。人々が恐れた虎は彼女に"生"を与え、人々が捧げた彼女は虎に"清"をもたらす。山にはまた咆哮が響き渡る。まるで…

青く澄んだ空の下、痛いくらいの沈黙の中で、俺は彼女に静かに語りかける。 「なあ、いろんなことがあったよなあ」 ※以前小説家になろうにて投稿したものを加筆修正したものです。

現代社会などクソ喰らえ！例えるならばそう、俺は雲！ フリーダムな無職男「真黒克己」が相棒の「ひろし」と共に探偵へと目覚める！？ ※本作は完全にフィクションです。

どおーん、どおーんと少し遠くから太鼓の音が聞こえる。 雲一つない青空。 うだるような夏の暑さ。 今年もきた。あの夏の日が。 これは少し不思議な、 僕と彼女の6度目の夏祭り。 …