「話をしよう」を含む小説

俺の知ってる怖い話をしようと思う。 戦前に建てられた、今はもう取り壊された木造の旧校舎にまつわる話だ。

新曲が出る度に全米ビルボードチャートの一位を独走し、街を歩くと狂信者《ファン》がダース単位で襲いに来る太陽系レベルの超絶人気歌姫イゾルデ・ブラックハンド。 そんな彼女がデスゲー…

フィクションの話をしよう。 これは、ある並行世界の歴史。 これは、人間の祖先が言語を持たなかった頃より始まる物語。 これは、かつてホモ・サピエンスが何者かからLogosを与えられ…

なずなは、人の心を読む事が出来る力を持つ事以外はごく一般的な中学生。 彼女は幼い頃から不思議な夢を見ていた。天高く聳える搭に、氷柱の中に囚われて眠る少年。その子を助けようとする自…

自分の生き方はつまらない。

愛を育んでいたアスパラガスは今朝元気がなかった。男は原因解明のために動き出した。アスパラガスはどうなるのか。

人類の祖先に関するSF的探究です。想像力ベース。 案外面白いと思います。評価やコメントくれるとうれしいです。 ──────────────────────────────────…

現世界、と呼ばれる世界で活躍する、コトバ修繕士ヨモのお話。 旧世界と呼ばれる、消えた文化や人と、現世界の間には謎と断絶がある。 動物の姿も異なるし、ヒトの生殖の仕組みも違う。現世…

詩にしようかと思っていたんですが、詩にするにはあまりにも直接的で叙情的だったので小説にしました。 最初は少し冷めた視点からの話にしようと思ってたのですが、書いているうちにどんどん…

呂兎来弥欷助さんの「そうだ、音楽の話をしよう」に触発されて短期集中エッセイです。 https://kakuyomu.jp/works/16817139556681335210 …

ゆあんさんの自主企画『筆致は物語を超えるか』参加作品です。 以下のあらすじを元に執筆しております。 海外へ行くことが決まったナツは、幼馴染のハルを思い出す。 身長を比べあった…

広告代理店に入って、クソ使えねえ上司と戦いながら10年。いよいよ決戦の時が来た。

とてもありきたりな話をしよう。 多分、誰でも経験したことがある一般的な話を。

朝鮮半島での、子ども時代の記憶。出身国は違えど、友情を築いた相手との思い出、そして別れ。角川文庫『文字禍・牛人』所収。（※キャッチコピーは本文抜粋）

弟がある日、学校帰りに奇妙なサムシングを拾ってくる。「わたし」と弟はそれをとりあえず金魚鉢に入れて、保護することに決めたが⋯⋯。 〖KAC20233〗お題:ぐちゃぐちゃ へんて…

ここは最果ての本屋さん。 中性的な店員さんと大クラゲが一匹漂っている大きな水槽が出迎える本屋さん。 誰も知らない、忘れてしまう最初で最後の本屋さんの話をしようか。

　派遣社員として会社に勤めるＯＬの安倍美月。　彼女は生まれながらに霊感がとても強く、その力は血縁によるもので、安倍晴明を祖先に持つ。　霊感が強いと言えば聞こえはいいが、彼女が幼い…

『ぼく』こと田畑平夫は私立井野辺学園に通う、どこにでもいるごく普通の男子高校性である。 入学後、無事に高校デビューを失敗した平夫はぼっちだった。自分から積極的に話そうとしない彼に…

男子高校生の朗（ろう）は下校中、全身真っ黒の怪しい男から声を掛けられ「将来の話をしよう」と提案される。