「模型」を含む小説

12歳の美月は事故で、死の淵を彷徨い、有り得ない世界、何とも煌びやかで荘厳な極楽浄土と、悲惨極まりない地獄を体現する事になったのだ。 衝突事故に遭遇した拓也と美月は初対面だったに…

とある冬の日。俺は部屋に籠っていた。現在俺は大変細かい作業をしている。 何をしているかというと、鉄道模型。ジオラマ作りとでもいうか。とにかく細かい作業をしているからだ。 あと、俺…

“骸骨”というものに惚れた秋乃は、ついに人体骨格模型を手に入れる。 だが、その模型には秘密があって、一年に一度・ハロウィンの夜にだけ解禁されるのだった……。

ある日博士の薄汚い研究室を訪れると、宇宙の模型があった。 それはミニスケールの、”生きている宇宙”だったのだ──

　子供の頃、私がよく遊んだ鉄道模型は「EF65（1000番） 24系25形（ニューブルートレイン）編成」という6両セットだった。 　大きくなってからは、鉄道模型に対する興味もなく…

大学受験に失敗し、不貞腐れている僕の部屋に飛びこんできたのは……両腕で抱けるサイズのミニチュア銀河だった。なんとタダの模型ではなく、それを破壊すると僕たちの住む地球まで同調して壊…

理科室、人体模型、お茶

＊この話には暴力描写、残酷な描写が含まれています。15歳未満のかたは閲覧をご遠慮下さい。 小学五年生だった時のクラスメイトが自殺した。 そう連絡を受けたとき、長い間忘れていた、…

物言わぬただの模型の蟹と旅する勇者の低温異世界ファンタジー純文。

全人類がゾンビ化するか死亡して絶滅した後、ただ一人趣味に没頭し続けてゾンビなのに人間性を維持していた主人公、三田創司（さんだ　そうじ）は神様に目を付けられた。奪われた数十億人分の…

模型に纏わる物語。文字数1124 短編集(の予定)

【あらすじ】 まもなく高校を卒業する「私」は、同い年の幼なじみ「彼女」と、数年ぶりに再会する。ひょんなことから彼女の家に招待された私は、そこで、彼女の作ったプラモデルを見せてもら…

　キャッチコピーの色を変えての、千佳のエッセイ。特別企画の『四月の四角関係』を企てた。……この度は、ちょっぴり大人な世界観を描きます。もし仲良しの姉妹がボーダーラインを越えてしま…

プラモデ・クミコはプラモデル組子である。 剣と魔法の世界、カンビリドーンに突如として現れた謎の古代遺物”プラモデル” 王政がいきわたったこの国で古代遺物を触れて神々の禁忌に触れる…

■　これは何？ これはまだ見ぬ未来の叙事詩。 模型マニアが自作ジオラマの前で俺設定ロボのスペックを語るように、 御隠居が頼みもしないのに盆栽の愛を語るように、 小さな子供が僕の考…

とある高校に入学した途端にイジメを受けたテツな女子高生。しかしそこに助けに現れたのはとんでもない異能の高校生・キラ（総裁）だった。彼女を中心に鉄道研究部「エビコー鉄道研究公団」を…

　かつて「りかのじかん」という、ボクッ娘が活躍する作品がありましたけれど、その作品はね、僕の双子のお姉ちゃんが書いたもの。この度のお題は「おうち時間」なので、もちろん舞台は僕、星…

　霊異。 　そう呼ばれるモノを、私は見てきた。　 　人ならざるモノ。闇に巣くうモノ。 　それは生物と呼ぶには余りに死に体で、非生物と呼ぶには余りに生き生きとしていた。 　私…

※熊吉からのご報告 　作中に登場する王国の主力戦闘機、ベルランD型につきまして、な、なんと！ 紫電改丙様が模型を作成してくださいました！ 　P51をモデルとする層流翼と、液冷倒立…

　「創作の傍らで語るもの」のサイドエッセイ集です。本エッセイでは、僕の作ったプラモデルに関する諸々を書いて行きたいと思います。模型造作を趣味としている方、興味はあるが機会が無くて…