「因習 神」を含む小説

とある山間の村で、行方不明者が続出した。 神隠しを揶揄していた村人達は、ひと月後、天井からぶら下がるそれを目撃して恐怖に駆られた。 民家の天井からぶら下がり、降ってきたのは、…

――長の一族に男が生まれたなら、二十歳の誕生日に神に捧げなければならない。 俺の生まれ育った村に伝わるしきたりだ。 これは、そんな神に捧げられる俺が二十歳になった日に起こった出来…

何も信じられなくなってしまった主人公は、ふと、おばあちゃんから聞いた話を思い出します。 『今は誰も住んでいない山向こうの村には、願いを叶えてくれる神様がいる』 神様にお願いを…

因習村に行こうよ (因習村に行こうよ) 怪異なんて怖くない (怪異なんて怖くない) だって鉄砲持ってるもん (だって鉄砲持ってるもん) 槍だって持ってるもん (槍だって持ってる…

髪はなんぼ長くてもええですからね　因習村成分は低めです、すみません

　とある豊かで活気あふれる山村に生まれた少年、改人。豊かでなくとも毎日を楽しく過ごし、無二の友と遊ぶ満ち足りた日々が続いていた。 　しかし外部と接触を断つ村の拝する神がもたらす祝…

大規模な土砂災害によって廃村と化した它倉村。 数少ない生存者の証言から明らかになった謎の儀式を有する土着信仰。そして「山から下りてくる」という神“オクエ様”の存在。 点在する記録…

マドロフ大佐は地図にない村、神無村を探してした。地図にない集落を調査するのが大佐の役目だ。曰く付きの村、因習のある集落をその目で調査、確認して報告せよとの命令なのだ。

　儀礼、というと大層に聞こえる。だが誰でもそれに関わっている。寝る前におやすみなさい。食べる前に手を合わせて、いただきます。これも儀礼だ。 　私は特殊な儀礼を研究している。それも…

黒点海域。 それは奈落の飛び地”シャロウアビス”が頻繁に出現する魔の海域。 自ら好んで船を出す者はいないと言われる魔の海域を進む２人乗りの小舟。 それに乗ってシャロウアビスを目指…

　ある南の島は神と民が住まうところ。古い時代から、神は民を庇護し恩恵を与え、民は神への信仰を捧げる毎日を送っている。現代においても、温暖な気候で島民達はパリピとなり、島は今日も観…

その島では毎年、小さな祭りが開かれる。 その島の出身だという友人に誘われた彼らは、『お客さん』として祭りに加わることになったが……。

「こしへこ様」 その神の腰ヘコを見た者は、みな腰ヘコするだけの存在になり果ててしまうヘコ。

本州から南南東に数百㎞にある愛入島（あいるじま）。 猫の島として知る人ぞ知るその島では、何年かに一度のお祭りで盛り上がっている。 そんな島に、猫好きの妹を連れて、旅行に来た僕。 …

バカンスでトロピカル因習アイランドに来てしまった鈴木と田中。二人は無事、トロピカル因習アイランドを脱出することが出来るのか！初投稿です。

故郷にいたころ、私が友達と呼べるのは雪野姉さんと空穂だけだった。 雪野姉さんは私の従姉で、物心ついたころからの親友で、だから雪野姉さんには絶対に空穂のことを話さないと決めていた。…

【公募用あらすじ※結末含む】 龍神伝説の残る孤島、竜葵島(いぬほおずきじま)。 　よすがはある日、雷に打たれた子どもを拾う。目覚めた子どもはしかし、記憶を失っていた。 　行きが…

山奥の集落に残り続ける、桜の神に捧げる舞踊。 毎年、村の少女の中から踊り子を選び、生贄として捧げる――というモチーフの、美しいイベントだ。 旅行雑誌のライターである主人公は、そ…

　母親の入院した病院の屋上で、昴は自称神様と出会う。少女の姿をした、自称神様は、彼に願いごとを叶えてあげると言う。 　昴はそれを信じられないまま、今日も少女との邂逅をする。 　七…

日本の小笠原諸島より以南に位置する、人口千人ほどの小さな島。通称「櫻神之国」そこは日本の国土でありながら、島民たちは「一つの国である」ことを主張していた。 その島には古くから大木…