「冬 短編」を含む小説

内気で気難しい幼稚園児、なずな。 いつもひとりぼっち。実はさびしいが、自分から周囲に声を掛けたり甘えたりはできないため、“自分はみんなからの嫌われものだ。でも寂しくなんかない” …

きみと過ごした冬の記憶――ヒヨドリの鳴き声、凍て星、雪をかぶったジニアの花。溶けてくれない思い出・・・ ୨୧ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ୨୧ 【❅stor…

高校一年生になった少女・紫冬菜は、従兄の住んでいるお茶の水近辺に一人で引っ越してきた。 会いたかった従兄・小岩井湊は探偵をやっているものの収入は不安定、友人の塩屋翔真が経営するT…

ある日、家に帰ると同居中の幼なじみが書置きだけを残して失踪していた。 痕跡をたどってみると、どうやら『日本』という世界に行ってしまったらしい。 ――再び彼女に会うために。 手…

割とおバカな佐藤ちゃんと、優しいと評判だけど佐藤ちゃんへの扱いが雑な細山田くんの馴れ初め話。

　彼女は夏だったのだ。彼女が笑うと春が終わったし、彼女が泣くと冬が来た。そのようにして世界はあるのだと、私だけが理解をしていた。 　夏にだけ現れる、亡霊のような女の子だった。

舞生(まお):父親から虐待を受けている。母親が大好き。母親をずっと待ち続けている。 父親:会社が倒産し、腹いせに妻に暴力を振るった。それがきっかけで二人は離婚し、暴力の矛先が舞生…

高校二年生の冬、明確な区切りがないまま仲良くなり続けている【俺】と【センパイ】 少し意地悪でからかってくる【センパイ】に、文句を言いながらも付き合う【俺】 たまにからかわれて…

カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト 中間突破作品です！ （「五月の章」部分のみ） 読みやすく仕上がっています。 最後まで書いたので、読んでくれたら嬉しいな。 ＊ 「おば…

後方支援部隊の一行は最前線で戦っている同志たちのために補給物資のために雪山を歩行する

冬をもたらす『氷の女神』。彼女は季節がきても外に姿を現さず、部屋に籠もりきりでアニメを観ていた。 親友たる『妖精女王』は、彼女を説得しようとするが――。

地球のどこかで、今日も生まれ、暮らし、そして死んでゆく雑草の数々 これはその中のひとつ、ある草の一生を綴った物語…… 春に芽吹き、夏に育ち、秋に安らぎ、冬に倒れた草 その時…

ある小さな家に、母親と双子の娘が暮らしていました。 白い髪の娘・シュシュは病弱で、赤い髪の娘・アルテは妹の分まで働き者。 そしてふたりの母親のエマニュエルは、女手ひとつで彼女達を…

捨て猫「ねこにゃ」は、同じく捨て猫である「にゃんこにゃ」と出会う。 飼い猫のときには、感じたことのなかった空腹、寒さの中、二匹の猫は、真の幸せと出会うべく冒険する。 二匹の猫の深…

「午後四時、銭湯の脱衣所で頭を拭きながら、そういえば瀬名ってどうしてるかな、と思った。」 上京して三度目の年の瀬、実家に帰らずに過ごすおれ。 大学の後輩の瀬名もまた、築古のボロア…

　鷹山空、三十八歳。深刻な認知症で末期癌を患う母を背負い、夜中の冬の山を登る。目的は幼い頃母と共に見た、ふたご座流星群の極大である。 　あの日の母との記憶を辿りながら、鷹山は後悔…

剣と魔法の世界。 魔王を討伐した戦士は故郷へ戻り、民を守って暮らしていた。 だがある冬。豪雪に覆われた村を獣が魔物化する病が襲った。

『異世界探偵社クワツ』の社長兼探偵、オリトは、全世界一のポンコツおじさん。 　電子レンジも使えないオリトと、オリトを世話する天才のヤン少年と、かわいい犬のフヨル――そんな凸凹ト…