「ホラー 短編ホラー」を含む小説

運転手がパンダの格好をした奇妙なタクシー。 家路に向かう車内で交わされる会話はいつしかパンダの身の上話に。 疾走していくタクシー。 剣呑さを増していくパンダの自分語り。 その行き…

二階堂は探偵だ。しかし、探偵では食べていけないことから、週５でアルバイトをしている。 探偵としての仕事の依頼は月に一回でも入れば良い方で、その依頼も大半は特殊なものだった。いや、…

3000文字以内の一話完結型、短編のショートホラーシリーズ

こんにちは、アイアイです。まあまあ、どうか話を聞いてくれませんか。実はこの傘、『アイアイ傘』というんです。これを使っていわゆる『相合い傘』をすれば、その人と永遠に結ばれるんですよ…

タイトルのとおりです

自作ホラー短編集「奇々奇譚集」より

その「公園」に足を運んだ者は、何物かに取り憑かれる…… ホラー小説作家である私は、複数の知人から聞いた怪談話に共通して登場する「公園」に興味を惹かれて、調査を始めるのだった。

私立大学に通う大学四回生の五十嵐幹也はいつも一人だった。 友達も居らず、同回生には利用され、家族からも距離を置かれ、誰にも興味を示されない……。 人生を諦め、無気力に日々を過ごし…

彼は語る。若き頃の梅雨の日の思い出を。

鬼門にまつわる、前世の記憶が関係したホラーテイストの物語。 ☆カクヨムコンテスト10【短編】に参加しています。

【エブリスタさん『編集部期待の新作　新星セレクション６月１３日号』で紹介していただきました】 主婦の諒子はある日、夫が不倫をしていることに気づく。 夫への愛情はもうない。それ…

幼稚園に迎えに行った帰り道。４歳の息子が立ち止まった。 誰もいないはずの山を指さして「くろいメガネのおじちゃんがいる」と言う——。 KAC20248 お題『めがね』

ちょっと怖い体験談。 一話読み切りですので、どこからでもお読みいただけます。 ※カクヨムコンテスト10【短編】に参加してます。もしよろしければ、応援よろしくお願いします。

「夏休み」から始まる、埼玉県、吉見百穴での怪異。

満開の桜の下で、ブランコを漕いでいる女の子。 その女の子がどうしても気になった主人公は、声をかけようとしますが———。 ホラーにしていますが、学校の怪談のような話で、怖くはありま…

ある日の夜、浴室で頭を洗っていた私は何かの気配を感じた。その直後に見えたのは、尻尾のない白い狐の姿だった。 片田舎とはいえ、住宅街に狐はいない。ましてや、屋内で出会うはずもなかっ…

【カクヨムコン10参加】 戸川優衣は、別れた恋人から贈られた『ぬいぐるみ』の処分のため『埋葬屋』へと辿りついた。 埋葬屋の白石はどんな『もの』の埋葬でも請け負う、冷徹で不思議な青…

神様に愛されてしまった少年の話です。

　そのゲームは単に『決戦』と呼ばれていた。向かい合う対戦相手二人の左手を、中央のテーブルに固定する。そして自由になる右手を使って相手の固定された左手を攻撃し合い、痛みに耐えかねて…