「ホラー 怪異」を含む小説

実話風、創作風、ものすごくたまにネタ――ごった煮の怪談集です。長さは３００字程度の短いものから５０００字のがっつり系まで。夜のお供にどうぞ。 毎週土曜0時更新。

中学生の修（おさむ）は、怪異の姿を視たり、声を聴いたりすることができる。 ある日、修は轢かれた猫の死骸を見つける。 死骸に頼まれ、その体を異界の土に埋めてやることにした修。 指…

逆木地所に勤める田中は、不動産の内見や管理を任されているが、どうも「普通」の案件には縁が薄いようだ。 古びた空き家、奇妙なマンション、消えない落書き……。 彼の前に現れるのは、誰…

霊相手には最強だが戦闘能力0の祓い屋、T（嶽田）さんと霊媒体質でびびりだが腕の立つ後輩、N（野郷）くんのバディが送る、ゆるめのダンジョン怪異譚。 ※セルフレイティングは念のため…

那由多莉子(なゆたりこ)はある日目覚めると、十四歳の誕生日から二十六歳になった今ままでの記憶を失っていた。 様子のおかしい両親の言動から莉子は次第に自分の置かれている状況に不信感…

くに‐まぎ【国覓】 〘 名詞 〙 住むのに適するよい国土をさがして歩くこと。 神が鎮座すべきよい土地を探し求めること。 町の宿屋で女将の娘として働くカコは、ある日の夜中、宿の戸…

短編1話読みき切り。 古典と私的解釈入り混じるクトゥルフ神話小説群。 こんな人にオススメ ・理解の及ばない薄気味悪さが好き ・弱い人間が抵抗するところが見たい ・ホラーに恋…

※副読本という名の小ネタ解説作りました https://kakuyomu.jp/works/1177354054891323062 怪異は科学ではない。 何故なら彼此の前提条件…

　怪異による人的被害の対策を行う秘匿された捜査機関（照魔機関）に所属する捜査官——日暮逢と神無四辻。 　逢は原因不明の記憶障害を抱えているものの、体に染みついた分析技術を駆使し…

男は女性の髪を採取しコレクションしていた。 だが、その髪が家族の手によって庭にばら撒かれた時、悲劇は訪れた。 髪の毛には採取してはいけない髪が混じっていたのだ。

七不思議や怪談、逸話、噂話。人々の間で語り継がれるものはいくらでも、どこにでもある。 今日もその大学で学生たちが口にする。 あの教室には自殺した学生がいまだにいる。 この木の下で…

怪異には怪異を。神には神を。のろいにはのろいを。人の悪意には人の悪意を。ぶつけてでも人を脅かすものを解決する。それが彼らのお仕事。 それぞれがそれぞれの思惑で。 葛藤する。 …

【思い返してもよく分からないし、分からなくても良さそうな事】 X（Twitter）にて「#あれなんだったんだろうと思う事」を付けて投稿している、私の記憶の中にある不可解なエピソ…

願いを叶えるモノ――それは救いか、罠か。 空野家に現れる不思議な存在との出会いが、四兄弟の運命を揺るがす。 【エブリスタにて完結済】 世界には陰と陽が混在している。 誰しもが持つ…

京極探偵事務所は、怪異を専門とする探偵事務所である。 ティーンの少女に見える年齢不詳の所員、綾辻雪乃は京極探偵事務所で所長に次ぐ古参。 ゆえにくぐってきた修羅場の数も尋常ではな…

由緒正しい神社のある港町。そこでは、海から来た神が祀られていた。神は、春分の夜に呼び寄せられ、冬至の夜に送り返された。しかしこの二つの夜、町民は決して外へ出なかった。もし外へ出た…

高校を中退してから、約二十年引きこもってきた主人公・駿汰（しゅんた）。 彼はある日、普段用意されていた食事に違和感を覚え、久しぶりにリビングへと足を運ぶ。しかし、そこは埃まみれで…

Twitterで募集していた「架空の地名」を中心に掲載しています。1話420字程度の掌編です。

御門村――かつてダムの底に沈んだ集落跡地。 近年新たなダムが建設され廃ダムとなったが、土地は再利用計画は難航していた。 立ち入る者はたちまち発狂して姿を消し、日の出とともに無惨な…

陰と陽を逆転させた"ワケあり皇太子"と後宮に潜む"毒舌な秘密の妃"の歪なバディが、 宮中で連続する神怪絡みの謎を解く、中華幻想の"怪異"事件簿！ 羲（ギ）の国では、皇帝のみが神…