「鏡」を含む小説

男はたった一人地下シェルターで生きていた。 時の経過は孤独感を育み、やがて孤独が男を支配した。 ある日、男はあるものと会話を始めた。 そこには男にそっくりな男がいた。 ※この作品…

船橋汐里が通う『わだつみ小学校』はお化け屋敷と見間違えるくらいのおんぼろ校舎。 五年生になった新学期、汐里は転校生の帆崎洋治と共に美化委員に任命されてしまう。 汚い、クサい、や…

英雄に憧れた全ての少年に贈る、師との絆が織り成す学園バトル! 人類を護る盾であり、特異な能力の使用を国家から許可されているシーカー。 その養成学校への入学を懸けて、草薙大和は幼…

　２１世紀の地球によく似た、だけど誰もが一人一種の魔術を使える世界。 　 　戦後７７年の平和の中で戦闘系魔術は無用の長物となっていた。 　そのことを理解する主人公は高校で静かに暮…

残酷と優しさ。正義と悪。愛と憎。 全てのものは鏡合わせ。 小さな、優しい願いが大災厄への道を開く。 「よろしくな！フェル」 (こいつ、本当に気に入らない) 凸凹コンビが魔獣…

第五回こむら川朗読小説大賞に寄せて書きました。

どこの学校にでも”七不思議”という”如何にも”な噂があるのではないだろうか？ ご多分に漏れずうちの学校にもそういったものは存在しており、その内容もどこにでもあるような、実に他愛の…

　もしあなたがコウモリになったとしたら、どんな風に世界が見え、どんな目に遭うだろうか？ 　空を飛ぶのは怖いだろうか？　超音波で障害物を避けるというのはどんな感覚なのだろうか？ 　…

ある日突然人の額に数字が見えるようになった それは鏡に写ると見えなくなり、自分では確認することができない いい行いをすれば数字が増える 悪い行いをすれば数字が減る …

『入れ替わり（呪い）発動のトリガーはくちづけ！？』 伯爵令嬢アシュリーは、結婚を間近に控えた幸せ絶頂のある日、悪女ヴィタリスの罠により、リカルド王子から婚約破棄を言い渡されてし…

龍ってなんでしょう？十二支の中の辰である龍だけ実際には見えませんね。 ねずみもひつじもいるのになんででしょう。 実はすべてに龍が隠れていました。 龍とは流れ。流（リュウ）の事であ…

この世界が異世界と繋がってから早10年。世の中はダンジョンやら本物の神様が現れてずいぶん様変わりした。 その変化は俺にも訪れた。上司にムカついて仕事を辞めた翌日。鏡に映る違和感…

「ねえ、人生ってつまらないと思わない？」奥行きのない世界から見る私の部屋は、フルCGのアニメーションのように、どこか浮世だった。私の部屋にいる私は、しかめ面でネイルの手入れをして…

わたしのそっくりさんがいるらしい。同じ時間帯に別々の場所でわたしと過ごしている友人がいる。 そうまるで鏡像のように。

饕餮（とうてつ）…古代鏡に封じられていた『陰界』の怪物。主人公を介して人語を解する。熊獅子の貌（かお）、羊の如き角、肩甲骨に突起、尻尾を持ち、獣毛だらけの胴に手脚には鉤爪を生やす…

死んで乙女ゲームの最弱悪役令嬢の中の人になってしまった『俺』 その気はないのに攻略キャラや、同じ転生者（♂）のヒロインとフラグを立てたりクラッシュしたりと、慌ただしい異世界生活し…

花房は引っ越してきた町の猫族の長ゴッフに連れられて集会所デビューすることになった。その為には入会儀式として肝試しをしなくてはならないのだという。その鏡にまつわるのは宇宙的恐怖。 …

以前公開していた「君は愛しいドッペルゲンガー」「君は化け物と戦うらしい」を改稿し、新しい子も含めた短編集に致しました。 01．異形頭の街へ迷い込んだ少年の話。彼を見つけた異形頭…

高校生の大津冬花は、両親とうまくいっていない。母親から進路やら成績やらを聞かれる日々。ある日の深夜、母親との口喧嘩で家を飛び出す。そこで彼女の前に現れたのは、一つの真っ黒な鏡だっ…