「応募 小説」を含む小説

容姿も性格も他人に誇れるものは何もない女、立村美桜(たちむら みお)。 彼女は大学卒業後、チョコレート工場で非正規労働者として一人暮らしをしていた。 人として、女として、向上…

　2,000文字程度のサクッと読めるライトSFです。 　どこまでも広がる悪意の「網」――それに囚われたら？ 　この物語はフィクションですが、もしかしたら近い将来起こりうるかもしれ…

とある社会人グループが居酒屋にいた。 互いに笑みを交わし合い、他愛もない会話をしてジョッキを重ねていた。 どこにでもあるプライベートな光景だ。 だが楽しいはずの飲み会が、気…

羽間(はざま)が外を出歩いていると、当然空から鳩が落ちてきた。 その鳩が自分のことをハトさんと呼んでほしいと喋ったため、驚きながらも羽間は話す鳩と共に自宅へと戻ることにする。 …

道重真宵(みちしげまよい)は、今年の夏から東京の高校生。 父親の仕事の都合で都内の学校に転校した彼女は、都会に憧れていたのもあって新しい高校生活を楽しみにしていた。 コミュニ…

沢井花奈(さわい かな)は、絵を描くことが好きな高校一年生だ。 花奈は絵の中に、レイネという青い髪の少女を、長らく描き続けてきた。 終わりかけの春。花奈は、実在しないはずのレ…

　いい加減な小説投稿サイトの運営を始めた会社の行く末は……。 　現実味のない、あり得ない話なのでファンタジーに分類しました。 　カクヨムWeb小説短編賞2022のエンタメ短編小…

――20XX年。 日本の経済が破綻したことで、国民のほとんどが路頭に迷うことになった。 政治家たちにこの状況を変える手段はなく、彼らはこれまで貯めてきた財とコネを作って国外へ…

神様であるコトノハは、今日も言葉の世界を旅する。それを見つめ続けることが自らの使命だと、そう思いながら―― ＊「カクヨムWeb小説短編賞(エンタメ短編小説部門)」への応募作品で…

　小田切信吾は、聖母の石像に祈りを捧げていた。 　愛する妻子が、交通事故に遭遇したからだった…… ※ カクヨムWeb小説短編賞2022応募作品です。

和の世界を扱った小説という企画がありましたので応募させていただきました。 和の世界というと優雅で雅やかに見えますが、実際はこういう大変なことばかりなのです。

　主人公の少女は、高い山々に囲まれた、ただただ広い何もない場所に倒れていた。 　目を覚ますと青年が、「熱中症になるといけない」と水筒を差し出してくれ、おにぎりも食べさせてくれた。…

山口県の田舎に住む高校二年生 後安 郎英──ごあ ろうえい──は、親同士が仲の良いお隣さんな幼なじみの柳楽 美咲花──なぎら みさか──とは学校では少し距離を置かれつつも家で…

・夜道 舞台はラオス南部、世界遺産のワットー・プーを観に行った帰りに、移動手段を失い、遠い街まで歩いて帰らなければならなくなった男の孤独と侘しさを、大麻を頼りに、夜を画布に、酔い…

笠地蔵、ご存知ですよね 地蔵たちは恩返しのために財宝や食料を持ってきてくれました 「どこから？」 答えはWEBで…いえ、本作でお答えします カクヨムWeb小説短編賞2022 エン…

　ふと思いついた掌編をまとめた掌編集。 　一話完結。あまり集中せずにぼんやりと文章を読みたい方にお勧めです。 　基本的に書きたいように書きました。コンテスト規定文字数に達したため…

主にTwitterからの転載です。 ※2024/1/31更新：公募に応募するため、 「三題噺.029：ニコニコ、財布、暗黒」 「三題噺.071：亀、キス、自転車」 「三題噺.1…

高校の廊下での一コマ。受験まであと三か月。進路は不安だけれど、その先は楽しい春が待っているのかも… にへらにへら笑う男とポーカーフェイスなイケメンと私の話。 ーー 『第4回「…

　彼女はちょくちょく僕に合いに来る。 　困ったことに彼女はそういう質なのだ。不幸属性というか、引き合うというか。しかし彼女はそんな不幸をいちいちその紙とペンでもって絵や文字に変…

（久しぶりにテオドロスの顔を見に行くか……） 　その朝、マラキアンはふと思いつくと、隠宅を後にした。 　かつてイーステジア帝国の皇室剣術指南役も務め、従四位下と破格の位爵を与えら…