概要
僕の名前は不幸といい、僕の名前は孤独といい、又の名を彼女のついた溜息だ
彼女はちょくちょく僕に合いに来る。
困ったことに彼女はそういう質なのだ。不幸属性というか、引き合うというか。しかし彼女はそんな不幸をいちいちその紙とペンでもって絵や文字に変えて表現してしまう。
そうして僕らは、いくつもの綺麗な景色を見に行った。
彼女ときたら、そんな光景を自分で作ったくせに、自分で驚いたりしているのだ。困ったことだ。ほんとうに。
人生に不幸なんてない方がいい。
誰だって、幸せな方がいいに決まっているのに。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?