「問題 人間」を含む小説

二千六十五年、世界はアメリカ、日本など自由主義陣営の同盟であるリバティ連盟とシナーロと呼ばれるテロリスト陣営に二分され、世界支配を目ろんで互いに争っていた。ＩＴシステムは長足の進…

　人間が生み出す物は必ずしも自然にとって良いものではありえない。 　あらゆる楽を求めて生み出された文明の裏で付属として生み落とされた廃棄物。それらを食らい、突然変異を起こしたオオ…

　人間が生み出す物は必ずしも自然にとって良いものではありえない。 　あらゆる楽を求めて生み出された文明の裏で付属として生み落とされた廃棄物。それらを食らい、突然変異を起こしたオオ…

2050年 地球は環境問題、人口爆発などにより住めなくなってしまう。 人間はT.O(仮想世界への入口)へと意識を移し、地球はAIに任せ、何とかしてもらうことに･･･

2045年問題とは――2045年にはコンピューターの性能が、人間の脳を超えるという予測である。 この予測は、コンピューターチップの性能が18ヶ月(1.5年)毎に2倍になると予測し…

都市鉱山の発掘を行う便利屋の流は、そこで乳児の遺体を発見する。21世紀末、「未成年保護法」監視下の日本。死刑か終身刑の重罰が科せられるとわかっていても、こうした事件は絶えない。事…

人生とはいわばルーペのようなものである。全人類共通の大きなルーペを私たちは握っており、一人一人が見たいものをみようとする。しかし多様性があるせいで、ルーペに映る景色はますますぼや…

　他作品を公開していた際、合間に掲載していたコラムです。 　前作、前々作に引き続き、知っているようで知らない雑学を語っています。色、ホタル、深海生物etcetc……と節操のないラ…

社会人2年目のどこにでもいる普通の青年。問題を起こすこともなく平穏に暮らしていた彼は、ある日を境に過酷な日常へと足を踏み入れることになった。 これは、改造を施され自分の身体も名前…

「俺に価値はあるのか」 彼は今日も神父に独白をする。 狭いの中、薄い壁一枚挟んで、涙と嘲笑が混在した。 「貴方々は、いつまで夢を見ているつもりでしょうか？」 無政府状態と…

　あなたの心の中にしかない『理想』を、共に作り出しませんか―― 　――これまで『ひとり』だった桜木遥にとって、それは新しい世界への扉だった。 　しかし遥の入部した映像研究部＜映…

地球は地殻変動により、大陸は大きく削られ以前の形を無くすと同時に新たな生命を迎えていた。 ある時を境に人類の一部が大きく進化を遂げる。かつて人間だったものはオリジナルとよばれ、K…

「生きている人形は人間のフリをすれば、人間社会でも生きられるのか？」 この作品は人間社会に人間のフリをした存在がもしもいたらという話です。 皆さんは、もしも人間みたいな人形を…

２０４５年、新宿。 大迫徹は実用試験中の都市整備ロボット、俗称『キノコ人間』へのハッキングを試みていた。その結果、少女に怪我を負わせてしまう。 一方、都市整備ロボット開発元、…

　二年前、突如世界中で出現した謎の病「超能力《サイキック》」。それは、「常識を超えた特殊な力に目覚める」という病気だった。そんな超能力に罹った患者を「超能力者《サイキッカー》」と…

~あらすじ~ 　現代日本の社会にひっそりと溶け込みほとんど同化している一大勢力………『あがりもの』『あがりもん』と自らを呼びならわす者達。 それは、人の姿と獣の姿を自由に行き来…

竜が棲む大陸に暮らす少女・アイシャは、片腕を失った夜に、片目を失った竜・ジーヴと共に旅する契約を交わす。少女は生き別れた兄を探すため、竜は一族の生き残りを探すために。 噛み合わな…

西暦２１１８年。 地球上のどこかでは戦争が起こり、地球上のどこかでは餓死する子供がいて、地球は相も変わらず温暖化や環境問題に悩まされていたが、大多数の人々にとってそれは暗黙の了解…

　星海社新人賞2013年冬、落選 　↑選評会では「僕に読まれて光栄だろ？」「雰囲気は好きだし共感できるところも多いけど物語の骨子がよくない」「後半ファンタジーになりすぎる」「伊…

「客が来ない」 　某S市の隅っこにぽつりと存在する神社、『目神社』。そこには神様と子狸が棲んでいるだが。 「人間が来ないと言ったんだ。だれも参りに来ない」 　様々な要因から…