「どこまで？」を含む小説

1000文字程度の掌編です。

中堅商社に勤める中年男性。 肩書きこそ課長補佐とそれなりだけど、あとは容姿も能力、性格も、すべてがそこそこどまりの、いかにもモブな人間だった。 しかし、実は彼の正体は―― …

それはほんの一か月前、OL2年目の太田遊子に突如としてストーカーの視線が襲い掛かる。 どこからともなく現れる視線は、いつでも遊子に付き纏う。 通勤途中、○○公園、トイレ、風呂・・…

冒険者の様々な日常

「茅原のどこまでも続く美しい原野」「林野の入り混じる、自然と生活が共存する土地」として古来より多くの人々に愛され、数多の芸術的作品を育んできた土地、武蔵野。 時代を重ね、そのほと…

内気で引っ込み思案な僕は、どこにも居場所がなかった。 しかも、僕はある重大な問題を内に抱えていた。 僕は男のくせに男に恋をしていた。 誰にも受け入れてもらえないこの感情。 自分…

『どこまでを人殺しというのかな。』 　―――僕の幼い頃に父が呟いた、謎の言葉。 　 　父の死後、出会ったばかりの少女の口から、全く同じ台詞を聞いた。 　10年ぶりに訪れた故郷…

アウローラ王家、カスラーン家には、数十年から数百年に一度祝福を受けた子供が生まれ、その子供には身体のどこかに不思議な痣が浮き出る。それは祝福でもあり、呪いでもある。 緩い性描写…

どこからが現実で、どこまでが夢なのだろう 「過去も現在も未来も、全ては儚き蝶の夢、 夢から覚めた先は何処へ繋がっているのでしょう」 夢を持ち夢を叶え夢を見る人間達の物語 死…

――魔法という存在が、あらゆる力の頂点に立つ世界。 　ルイン・アークライトは、名門魔法使いの家系に生まれながら『ゼロ』という蔑称で呼ばれていた。 　なぜなら、彼には魔法の素養…

　実際に訪れてみた武蔵野は、僕のところとは何もかも違っていて、予想以上の素晴らしさだった。 　そもそも、僕がどこから来たかというと……。 （カクヨム初出ですが、現在は「小説家に…

今日の菊花賞にちなんで書いてみました。 短編の競馬小説です。 ※某競走馬擬人化ゲームとは全く関係ございませんが、少なからずそれが作者が競馬にハマるキッカケになったことだけはたし…

パン屋で働くアリッサは路地裏で、ボロボロで瀕死の男を拾った。 心身ともに酷く傷ついた様子の男を、自室に置いて幸せにしようと奮闘する拾い主と、顔はいいけどどこかおかしな拾いモノの話…

大学時代、お世話になった先生の訃報が届いたのは数日前のことだった。 先生の研究室が解体されると聞き、貴重な標本たちが散財しないよう私は数年ぶりに大学を訪れ、一人の少年と出会う。 …

ある日森の中で、ヴァンパイアと出遭った幼い錬金術師の少女は、記憶を覗き見られて思い出す。 　自分が、どう生き方をしていくのか。 　自分が、どう終えるのか。 　考えたことはあるだ…

私立林嵐高校の校長直々にオファーが来た瑞樹光陽はそこへ入学することに。しかし実際自分が通されたのは林嵐高校(裏)クラス、番クラスだった。そこに居るものはずっと運命の番を待ち望んで…

　母を亡くした人狼族の少年ロルフ・フランのもとに、一通の手紙が届く。それは「王室側近」への加入を検討してほしいという内容だった。それに応じたロルフを王都で出迎えたのは一人の少女。…

イグBFC2応募作。あなたの星野源はどこから？　私はサカナクション山口一郎のUstream番組から。