「ポストアポカリプス」を含む小説

月は夜空で輝いていた。闇に浮かび上がる月の姿に有史以来人間は様々な事を考え、観察し、推測し、空想を捧げてきた。 天空の鏡、海の支配者、天文学の母、魔女の星、理性の光、狂気の根源─…

これは、滅んでしまった後の世界のお話。 人工冬眠から目覚めた記憶喪失の少女と、彼女を助けた女性型オートドール。地下図書館をベースキャンプに、”世界の探索”をしているというオートド…

科学が停滞をみせる時代。アンドロイドの普及とともに、経済格差がますます大きく開いた時代。玖円は幼馴染とともに大規模なアンドロイド処理施設「白墓」で働いていた。ささやかで平穏な日々…

ⅰ）物語は毎週日曜日（7日ぶり）で載せております。 ⅱ）ちょっと変わった家族の物語。ごく普通にも見えた家族の物語。 　　これはとある人の家族が作り出した物語であります。 あらす…

『箱』と呼ばれる銃を持つ青年 クロエ・リオ(黒江　理緒)の旅の物語 箱：外部出力エンジンとなるランドセル 　箱の本体となるバッテリー用途型汎用人型PDA『ウズメ』 銃：箱に接続…

身寄りのない僕は妖精ニンフの少女にさらわれた。 過去の大災厄による世界改変と文明崩壊以降、人間と妖精が互いの領域を奪い合う時代。 ニンフの少女エコナと共に暮らすことになった僕は、…

キョウシュウを出て旅を続けるかばんとサーバル。そんな一行が旅先で見つけた本、それは「副園長」という誰かが書いた「日記」だった…。 最新話は８にち　セントラル・ナカベけいさつ…

※自主企画「三題噺マラソン」参加作品 　スタート：雪、花畑、寝起き（チャレンジ縛り：朝禁止）

環境変動と大戦によって、人類が大地を捨てて１００年。汚染された雲の上の都市に、人々は細々と暮らしていた。都市を繋ぐ飛翔体を駆る飛翔士であるジャクルは、雲の下から打ち上げられた貨物…

21世紀後半。地球上に飽和した人類は、自分のみが生き残るために、核による間引きを敢行した。 それから1世紀が経った今もなお、大地の汚染は薄まらず、人々は廃れたコロニーに身を寄せ合…

西暦2025年、日本の首都東京にて不可解かつ異常な現象が発生した。 　それまでは創作上の生物としか考えられていなかった所謂〈モンスター〉達が突如として発生。スライム、ゴブリン、…

女子高生と戦車、陰陽師と式神、ゾンビの支配する廃墟、ポストアポカリプス的世界を旅してゆく

しがないアマチュア物書きの、世界が滅びたあとの物語。 言葉を話し、物語を求めるきのこたちを前に、彼は自分を見つめ直す。

#まいにちえみるん という企画をTwitterでやっています。 そのなかでシリーズ化された『カタスとロフ』について、傑作選的な感じでまとめてみました。 https://twitt…

ほんとうの地獄は楽園のなかにある。

　西暦2395年。常陸都 東京市、城南大学の史料編纂室より。 　未だ真相が知れない、100年前の、あの事件。 　中核に触れようとするほど、茫として焦点を失う。 　ただ、当時のロ…

井戸の前で目覚めた件暁空也《けんぎょう くうや》は馬のようなものに跨った異形の少女に出会う。 そこは言葉が封じられた世界。声に潜む蟲、業《ぎょう》によって滅びかけた国。 ただ…

西暦２０４６年。原因不明の天変地異により、地球は砂塵と嵐の星へと姿を変え、人類の殆どが死滅していた。天変地異の発生以前、ジュゼは学者であるシュタインバーグ夫妻の家の使用人として海…

　男は気が付くと地に伏していた。覚えているのは、自分が惑星間航行の途中であったことと、確かに目的の惑星に到着したこと、そして仲間がいたこと。 　わかるのは、仲間がここにいないこと…

世界は終わった 人類は支配者の座を降り、今や管理者たる存在が世界を支配していた 少年リシティは、少女エメと、彼女の駆る【MHM―機人獣―】、《碧狼》と共に世界を廻る たとえ世界が…