「『なにか』」を含む小説

　夜道の足音は恐怖をそそる。 　夜道を一人で歩いていると、周囲には誰もいないのに“自分以外の足音”が聞こえる。 　そんな経験はないだろうか。 　一説によるとそれは自らの足音の…

ボクの名前は日向 颯(ひなた はやて) 普通の家庭になんの才能もないどこから見ても平凡の子供である。たまに天才の子からちょっとバカにされたりしてる。 今日で前期の授業…

強姦の冤罪をかけられ全てを失った空閑悠人は、死を承知で中国で行われた冷凍睡眠実験に参加した。しかし、西暦２６７６年、男だけが暮らすスペースコロニー国家ケイナンで蘇生されてしまう。…

まるでこの世界がなにかの劇であるかのごとく、さらに第四の壁を認識としたとしか思えないメタい事象が絡んだ不可思議な事件や現象をT4W案件と呼んでいる。 そこでメタな発言や発想を繰り…

2015年秋の文学フリマにて発表したコピー誌「不許可作品集01」です。

主人公は友人。 私はモブである。 友人元旦那は、自分の親友の彼女を好きになった。 そして嫁に別れ話を持ち出した。 なんか、 よくわからんけど、 なにかが腑に落ちない。

悩めるものの前に突如として現れる怪しげな道具屋……そこでは訪れた者の望むものが手に入るという…… 果たしてそれは本当なのか？ 様々な事情を抱える悩める者たちが自分の望む「なに…

夜闇の奥にぼんやり映る「何か」。朝同じ場所に来てみればただの三角コーンだった。なんだ、と思うかも知れない。けれどそのときは感じていたはずだ。得体の知れないものへのじりじりした嫌な…

やみくもに日々を過ごし、バイクでふらふら旅する男の短編集。大人向け。それぞれ、独立した短編になっております。 『通り過ぎるだけの町』 ……バイクで北海道を目指し北上する「俺」…

まだ私は詩子の本当の闘いを知らない。それでも詩子は一番傷付いたときに、私を呼んだ。 それが妙に嬉しかった。 なにかあるたびに、時間も季節も忘れてしまいそうになる。 それでもこうし…

数多のヒーローを倒し、世界征服を目前にしている悪の秘密結社キサラギという胡散臭い会社があった。 その会社幹部らは、更なる侵略地の先兵として、戦闘員六号（主人公）を相棒のアンドロイ…

これは、ある戦争の話。一人の女が疑問を抱いた。「戦争とはなにか」と。彼女が抱いた疑問は、戦場に立つ他の誰かもそう疑問を抱いていた。この闘いの先になにがあるのか、様々な人間の姿を…

ジャンル問わず、1000字程度までの掌編を投稿します。目標は1日1本。練習用の意味が強いので、他になにか書いたらネタがかぶるみたいな事もあるかもしれません。恋愛ものが一番多くなる…

SとKが嫌な女を爽快にノックアウト 主人公は運命的に不思議な力を持ち合わせたSとK Sはなにかと同性から弾かれ易い女性 Kはとてつもないイケメンでこの世の 女達を一瞬でほぼ…

この世界はどうかしている。まるで作られたように感情が表れていた。

エッセイのようでエッセイでないようななにか達。 ふと思ったことを綴ってみたり。 突然小説やら詩やらが混じったりするかもしれませぬ。

　勇者は自殺したいと考えていた。 　彼は魔王と激しい戦いの末、現代日本へと記憶を消されて飛ばされた。 　勇者はそこで、平穏無事に高校生として日々の勉学に励んでいた。 　しかしそ…

私の初恋のみー君が帰ってきた！ ぐりぐりとしたまぁるい瞳と太い眉毛をそのままに１６歳になったみー君は、突然海に行くと言い出したりバンドを組んでみたり誘拐犯に戦いを挑んだりやりたい…

なにも感じたくない時も なにか感じたくてたまらない時もありますよね。

現代。 人類の代わりに文明を築いたのは、神話やおとぎ話に登場する亜人や妖精たちだった。 であるからといって、さして特別なこともなく。 大学生たちはマンガを読んだり、アニメをし…