概要
女性型ロボットを嫁にする未来、そこはしかしディストピアだった。
強姦の冤罪をかけられ全てを失った空閑悠人は、死を承知で中国で行われた冷凍睡眠実験に参加した。しかし、西暦2676年、男だけが暮らすスペースコロニー国家ケイナンで蘇生されてしまう。
家族も知り合いも無くした悠人は、移民弁護士に勧められて歓楽街レッドラインに行き、そこでおねーさん型ガイノイド「ねね」と出会う。同じ頃ケイナンは、国籍不明の戦闘艦複数に襲撃をうけ、破壊工作員の侵入を許してしまう。スツルメント内での市街戦が始まり、悠人はねねと共に生き延びるために銃をとり戦いに身を投じた。そして戦闘のさなか、悠人はケイナンが地球と女性の敵であることを知るのだった。
家族も知り合いも無くした悠人は、移民弁護士に勧められて歓楽街レッドラインに行き、そこでおねーさん型ガイノイド「ねね」と出会う。同じ頃ケイナンは、国籍不明の戦闘艦複数に襲撃をうけ、破壊工作員の侵入を許してしまう。スツルメント内での市街戦が始まり、悠人はねねと共に生き延びるために銃をとり戦いに身を投じた。そして戦闘のさなか、悠人はケイナンが地球と女性の敵であることを知るのだった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!人の恋路を邪魔する奴は……
なんとも毒を含んだ問題作です。
男しかいない世界ケイナン。
そこにいるのは自分にとって理想の女性の姿を持ち、自分だけを愛してくれるロボットたち。
彼女たちブライドロイドは決して裏切らず、永遠に美しく、滅びる時さえも一緒。
理想の恋人で友人でメイドでアシスタント。
私自身、今すぐケイナンに移住したくなってきましたが、作中で印象に残ったのはケイナンよりもう一つの世界の方です。
争い、妬み、だまし合う。
大義ときれいごとの下で支配欲と憎しみと化したルサンチマンが渦を巻く星。
冒頭に問題作と書いた様に、誤解を招きそうな描写もありますが「愛とはなんぞや」を考える良い試金石でした。
また宇宙艦隊戦…続きを読む