「消えたい 短編」を含む小説

彼には盗癖があったが、運命的に出会った彼女との平凡な幸せを夢見て、まじめに暮らそうと努力する。ある日、彼女は祖母の形見だというペンダントを彼にみせる。涙型をしたそれは不思議な色に…

未来。人工の薄い雨が降る街を、一人の男が歩いていた。ある老人を訪ねるために。

女子高生・上津役花代とその保護者代わり永犬丸巻緒は異空間に自由に出入りできる能力を持っていた。 その日も上津役（こうじゃく）花代（はなよ）は永犬丸（えいのまる）巻緒（まきお）と…

あの夏の日、俺たちは大きな過ちを犯した

歌うために二本の足を得た、人魚族の少女。 自慢の歌声に振り向きもしない女性を追って、憧れの大劇場へと足を踏み入れる。 しかし、そこで大劇場の怪人の手によって捕らえられてしまった。…

謎解きが好きな少年、橘周吾郎（たちばな・しゅうごろう）が高校の合格発表で出くわしたのは、三度のメシより推理を溺愛する“迷”探偵の少女、小日向春瑚（こひなた・はるこ）だった。 消え…

＿＿＿高3の春。僕は人生で忘れることが出来ない人と出会った。 甘酸っぱくて切ない、少し不思議な一夏の青春のお話。 短めの連載です。 のんびりとお付き合いくださいませ。

登校中に、橋の下に少女が立っていることに気が付く。 気のせいかと思い通り過ぎようとするものの、やはり気になってもう一度見ると、消えていた。 少女のことが気になって、帰りにもう一度…

＊カクヨムWeb小説短編賞（第一章のみ）中間選考通過🎵　応援ありがとうございました＊ 【推理とは極上の脳内エンターテイメント。あなたも一緒に答えを見つけよう！】 第一章 朋華…

短編集なので、それぞれ話は独立しています。どれでも気になった物をお読みいただければと思います。 ●中身は不定期で増えたり、消えたりします。 ●たまに注意書きがあります。 ●非公…

とある畑に起こった惨劇。作物はどこに消えたのか。めくるめかない異世界推理しないファンタジー

奇病で徐々に体が消えていく姉を、見守る弟の話です。

一分と少しで読み切れる短編の詰め合わせです。 命を懸けるの、はじめました。 ＊カクヨム三周年記念で高い評価を得たもののショートショート集です。

「４月２６日、隕石の衝突によって海は干上がります。大いなる旧き支配者は、世界に再び翼を広げるでしょう。そのあと、特殊な粒子を散布して、海洋陸生問わない生物を守るバイトをしませんか…

初めに“おめでとう”が消えた。次に“ありがとう”が消えた。世界から言葉が消えていった。言葉が次々と死んでいった。 あまりに短く拙いですが、『残像に口紅を』へのオマージュのつもりで…

「絶対に、絶対に触れないで」 ひとり一つ、世界からルールを貰う。僕のルールは、他人にも自分にも優しくない、誰も幸せにならないルールだった、それだけ。

「私達の住む梅宮市って限りなく西の果て。」 「他のどんな街より西の果て。」 「一番古い記憶はいつの頃？その一番古い記憶よりも西の果て。」 「君にも細胞ってあるでしょう？その細胞の…

　僕には双子の姉がいた。誰よりも可憐で美しかった姉は、“男になりたい”と、いつも口癖のように呟いていた。 　僕はなぜ、姉さんがそう口にしたのかを知っている。姉がその言葉を紡ぐとき…

人類が消えてしばらく経った世界に四角いロボットが転がっていた。