「平安」を含む小説

古典でお馴染みの『源氏物語』を読みやすくご案内します。 ネット投稿ならではの双方向のやりとりで楽しいツアーにしたいと思っています。 源氏物語５４帖のうちの抜粋した巻の【超訳…

亡き母とともに貴族の屋敷の離れに閉ざされて育った主人公は、形見の笛をめぐる因縁に巻きこまれてゆく。その果てに彼が目にしたものとは――。 昨年5月の文フリ東京で完売した合同誌『かも…

投稿サイト「パブー」で公開した作品です．こちらに移植しました． 初出： 「リトルプレス小豆A1」2013年8月26日発行 「リトルプレス小豆A2」2013年9月26日発行、201…

十四歳の陰陽師、賀茂浅葱は都一と謳われながらも、その実は平凡な少年であった。ただ少しだけ他の陰陽師と違い、精霊とは契約を結ばず、本来であれば敵である妖（あかやし）との契約に重きを…

京に住む石子（いわこ）姫は、類稀なる美しさを持っている。 だが、それはワケありの美しさだった。 彼女は、触れた物から美しさを奪い取る、特殊な体質の持主で……。 自サイト「若竹庵…

　三千年に一度咲くという西王母の桃の花が誰のものになるかは知りませんが、わたしが忘れられないのは去年の山百合の匂いです。 （あなたが他の男に何と呼ばれたとしてもわたしにとっては小…

　平安時代の終わりごろ、源平が争った激動の時代に 日本一の大天狗、後白河天皇の第三皇女、式子内親王 と権中納言、藤原定家の身分違いの恋が始まる。 死後にテイカ葛になって内親王の墓…

親が子を思う情、子が親を思う情。 それは千年の昔でも、ロイヤルファミリーの方々でも変わらないものでしょう。 夢に現れたのはふた月ほど前に亡くなったはずの、帝であった弟。 弟は顔を…

人口が圧倒的に減少に転じ、大規模移民を受け入れてから50余年経ってからの日本。 人々は自由に人々を呪う文献を漁り、平安時代並みに呪術が横行していた。 なかでも顕著だったのが高校生…

❀平安時代や『源氏物語』に詳しくない方でもお楽しみいただけるようになっています❀ 「生きる意味って何？」と思っている人、夢に一歩踏み出せない人に読んでほしい、もちろんそれ以外の人…

シチュエーションを簡単に言うならば、 「現代からトリップしてきたしっかり者の女子大生を落としたいのに落とせない光源氏」でしょうか。 長編で書きたいと思っている設定です。 まだ勉強…

時のいたずらで平安時代にワープしてしまったキャリアウーマンが、平安時代の時間の流れに戸惑いながらも日本の原点を学んでいきます。

清少納言先生を講師として迎え、舞夢は枕草子の講義を受けることにいたしました。

政敵と恋に破れ都落ちすることになった若い大貴族。女の好みだけがおかしい文武に優れた主人公が、赴任地に行く途中で、白羽の矢が立った家の娘がバケモノに喰われる運命と知る。力自慢、弓の…

『そこにいる猫』の外伝にあたる物語。猫目九郎の父親の物語です。 本編では幕間物語としてお話を繋げましたが、そこでは語られなかった出来事を中心に描こうと思います。

官職を辞して間もない男は、友と旧都へ向かう馬上、道に迷い苫屋の女に介抱される。 沈まぬ月と、暗い苫屋に不似合いな美しい女。訝しむ彼は、やがて3度目の夜を迎える。

大の桜好きで有名な貴族・成範は、たったの七日で散りゆく花の命の短さを儚み、とうとう祈祷に手を出した。 その様子をこっそりと伺う、一人の天女に気付くこともなく……。 能の演目『…

平安時代。大江山の酒呑童子が討伐されてからも、人々は悪夢から醒めないでいた……。

忍の里で暮らす桜子は、郡司を務める父(秋津彦)が縁談を薦めるのに悩んでいた。相談しようと社を訪れると、祖母(清乃)に「水神の剣」について知らされる。一方、皇に仕える隠密「月読」は…

　西の武家と東の公家。三年に及ぶ戦いの和睦の証として、両陣営は血縁を結ぶことを決める。 　白羽の矢が立ったのは武家最強の娘・雲雀。その武力で家督を継ぐ気だった行き遅れは、突然の東…