ずっと、月の揺れる水底で、待っていた。
官職を辞して間もない男は、友と旧都へ向かう馬上、道に迷い苫屋の女に介抱される。
沈まぬ月と、暗い苫屋に不似合いな美しい女。訝しむ彼は、やがて3度目の夜を迎える。
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ずっと、月の揺れる水底で、待っていた。
官職を辞して間もない男は、友と旧都へ向かう馬上、道に迷い苫屋の女に介抱される。
沈まぬ月と、暗い苫屋に不似合いな美しい女。訝しむ彼は、やがて3度目の夜を迎える。