「雲」を含む小説

この話は、お題を決めて複数人で小説を書く会「小説を書くやつ」で決まったテーマに則って書かれたものです。第8回のテーマは、「和歌『月を待つ　高嶺の雲は　晴れにけり　心あるべき　初時…

バンドで成功するという夢を持って上京した俺が出会ったのは、真っ白な雲のような女だった。五年経った今、復縁したい。

〈あらすじ〉 　目覚めるとピンク色の雲が漂う不思議な空間にいた。そこにはヘンテコリンな女の子がいて…神様だと名乗ってきた。僕は疲れて変な夢でも見てるのかと思っていたが、どうやら違…

クラス1の不良と恐れられている女子高生、津雲利羅（つくもりら）。金髪で目つきが鋭く、誰とも仲良くなろうとしない彼女と、クラスでも目立たない存在である和人。全く接点のなかった2人は…

貴方が両手•両足・首・胸の中・頭の中に持てない錘を持って1人山形に帰って二年が経った。 その間も私達は時々時間を見つけては連絡をとり、たまに電話をしながら重いとても重い錘を軽く…

綿アメみたいな雲。 トクトク注がれる牛乳。 まるまる太った白の毛糸玉。 ビー玉から溢れる光。 それと、立花くん。 私は真っ白で汚したくなる貴方に合わなかったらどんな人生を送っ…

・冴えない青年の下にとある仕事が舞い降りた。それは死んだ老人からの依頼。老人が生前建てようとした建物を調べろというもの。 ソレは雲を貫く天高き塔。多くの者が命を落とし、落ちた命を…

死んだ愛菜が行きついた先は、地獄。そこにはなぜか自分専属の執事がいた。彼は自分を「地獄の執事」と名乗る。愛菜は生き返るために、地獄のどこかにある「雲の糸」を彼と探す旅にでる。しか…

高く遠い雲。焼けるような強い陽射し。 その夏、紫陽花を手離さない女が一人、芥川龍之介が隊長を勤める遊撃隊に入隊した。 ※中也のお話として書いた『紫陽花みたいな君を枯らすべきか愛…

※ゆあん様の自主企画「筆致は物語を超えるか【初夏色ブルーノート】」参加作品です。 ※フレーズ評価、コピペＯＫ。 　なお、プロットの詳細は下記をご覧ください。 https://ka…

カクヨムコン初参加の作者が、コンテストに挑む！ おそらく、浮かび上がることもままなるまい。 だが、座して死を待つことは決してしない！ できることは、やってみる！ 爪痕残してや…

ピチョンは海のしずく。いつもばかにされて、”にんげん”のつくった「くもせいぞうそうち」にはいると、小さな雲になりました。雲になって『風』や『雷』のちからを覚えましたが、一つだけ大…

実家が剣術道場を営む雲月蒼葉（くもつきあおば）の父親を殺したのは、悪斬り偽善と呼ばれる男だった。 悪斬り偽善は、その名のとおり悪を斬る男だ。 しかし、それでは父が悪だったというこ…

二十歳のある日、突然精神科に連れていかれた。 それから十四年間、多剤大量処方という状態に陥った私は社会では死んだ人間になっていた。 そう、まさに"廃人"であった。 しかし、ひ…

おーい筋斗雲～ それは本当に雲ですか？ 『実在しない何か』 だったりして・・・

「こうするしか無かった。娘の将来を思った」 「死んでちょうだい！世界を敵にまわした男」 見下ろせば白い波が洗うリアス式海岸。人類終局の崖っぷちで雌雄を決する二人がいた。 暗雲が立…