【改稿版】帰ってきた! 無雲の生態~お久しぶりです、生きてます~

作者 無雲

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★★★ Excellent!!!

生きるということは楽なことではない。
毎日、投げ出したくなったり、もう踏みとどまれないと思ったり。
一歩進んで二歩下がる日々が続くと、いっそこの世から消えたくなることもある。

それでも人は踏みとどまる。
理由はありません。人間には、生き抜くための力が備わっているからです。
本来の力を見失い、このままどこかへ消えたくなったら、ここへ来てください。

壮絶な日々を生き抜き、今はせんべいをかじりながらテレビをみて、
笑い転げている作者・無雲がいます。
無雲の物語を読んで、生きる力をもらう。
つまり彼女は、地獄から生還した天使なのです。

ビジュアルは日馬富士らしいけど(笑)。
心はいつも天使なのです。

★★★ Excellent!!!

『精神疾患』というものに対する情報を流布する事を、
今の世間は、割と『禁忌』の様に扱ってる様に感じ、

なかなか、『精神疾患』に関する、
実際のリアルな経験という事を見る事ができる場が少ないと思うのです。


そんな中、この無雲さんの、
『精神疾患』に対する、『リアルな体験談』は、
非常に興味深いモノがあります。


もし、『人の心の痛み』や、
それらから来る『絶望』、

等の、
最近、流行りの、
いわゆる『病み系』の、『鬱展開の物語』などが好きな方で、


『でも、そういう話、好きだけど、
リアルなところでは、そういうのの実際の体験って、
どのくらい『闇落ち』しそうなダークさなのかな?』

という興味が湧かれる様な方が居ましたら、

それらの『リアル』な『体験』が綴られた、本文は、
一読の価値があると、オレは思います。

★★★ Excellent!!!

二十歳、突然精神科に行くことになった作者様。

病院のこと、薬のこと、壊れていく心などリアルに、詳細に語られます。

そこから復活を遂げた作者様。帰ってきたのタイトルがいいです。


一時の思いで行動しちゃうのは危険ですね。経験者の話、説得力あります。


修正型電気けいれん療法(m-ECT)による記憶障害。

リストカット。


お母さまの献身的な介護への、思い。

使用方法を誤ると怖い、薬たち。


作者様の素敵な考えかたや、明るい姿勢をみて、励みになるエッセイです。

★★★ Excellent!!!

どんな小説もかなわない。

ここには生の苦しみがあります。

読んでください。
辛いんです。

なのに明るく、突き放して書かれている。
そこに著者の優しさが滲んできます。
オブラーゼに包んで、笑いをも含めた、心を崩した彼女の真摯な記録物語です。

★★★ Excellent!!!

二十歳の時、あるきっかけで精神科のお世話になり、そこから十四年間病院からだされる多剤大量処方により社会と隔絶した生活を送った人の軌跡。

筆者、無雲さんの身におこった実話です。
彼女はどんどん追い詰められ死ぬことで頭がいっぱいになっていく。正直、読んでいてつらいです。去年友人の息子さんが自殺するという経験をした私には、胸が苦しくなるほどこのエッセイが真に迫ってきます。

でも、私たちは彼女が社会復帰して今ではやさしい旦那様と幸せに暮らしていると知っているから、読み進められるのです。

今現在、死を考えている方はぜひ読んでほしい。あなたを苦しめる闇はいつかは晴れるのです。