「ハードボイルド」を含む小説

性行為を主な感染ルートとする新型ウイルス「マインド・ボム（精神爆発）」（通称MB） 感染者は精神に破綻を来たし、やがては死に至る・・・ 警官、殺し屋、ゲイ、娼婦・・・ それぞれの…

俺、私立探偵、乾宗十郎は、一人の男から依頼を受けた。彼は一応成功した会社の社長、学歴もなく、努力だけで今の地位を勝ち取った男である。 美しい妻、郊外に庭付き一戸建ての住宅、車は二…

１９６０年代の北加伊道（ホッカイドウ）。そこに生きる、推定１０００歳、不死身の男は何を想うのか。ハードボイルド＆ファンタジー開幕。 //第一稿なので、ガンガン書き直すと思います…

俺、私立探偵の乾宗十郎は、ある日一人の老紳士から依頼を受けた。 彼は日本中、いや、今や世界中にその名を知られた写真家。女性を撮らせたら右に出るものはいないといわれた男である。 今…

　元熟キャバ嬢です。 　新型コロナウィルスの影響により引退。 　“環境や立場によって変化する正義”を百も承知でくだを巻きます。 　かつて、粋な大人の社交場だった飲み屋は、モテない…

電撃文庫にて刊行中の「マッド・バレット・アンダーグラウンド」の舞台となる イレッダ地区で生きる人々のほのぼのとした日常を描いた掌編集です。 ※作者Twitterにアップしていたも…

西暦５０＊＊年。 大日本帝国、オオサカ領、ゼニの町で暮らしていた縫子は、父の所有するマンションの一室で暮らし、自由奔放な生活を送っていたが、堪忍袋の緒が切れた父から勘当を言い渡さ…

俺、私立探偵の乾宗十郎は、ある依頼を受け、瀬戸内海の海の見える町に向かっている。 依頼人は今やその道では結構有名になったライトノベル作家だ。 彼は昔ある女性と恋をし、肉体関係まで…

俺、私立探偵の乾宗十郎は、誤解して貰っちゃ困るが、年がら年中”荒事”ばかり引き受けてるわけじゃない。 この依頼は本当にささやかな、ちょっと見にはつまらない依頼だった。 　その男は…

目の前には倒れて死んでいる友人のマロニー。 そしてマロニーに全く似ていないはずなのに、そのマロニーに成りすませていた兄の姿。 その兄は憎悪もあらわに、彼に──ミトラの胸に呼び出し…

　俺たちは何処へ向かってるのか。 　何処で何をすればいいのか。 　——そんなことどうでもいい。ぶっ壊すだけだ。 　 —————————————— 5年ぶりに書くため習作で…

かつて人類が居座っていた筈の、遠い惑星。 そこでは、アロイコアと呼ばれる自律機械生命体が、自分たちを置き土産にして去っていった人類をなぞるように手探りな文明を築いていた。 死体…

元神聖騎士団長ベイクは王国でも最大規模の私営監獄 "ジェミナ" に収監されてしまいました。しかし彼にはここに来た本当の目的があったのです。

俺、私立探偵乾宗十郎の事務所に、ある日一組のカップルが依頼に訪れた。 ”今度結婚をする。ついては事情があって十年以上離ればなれになっていたただ一人の肉親の兄に出席してもらいたい。…

　表の社会でひっそりと生きる、裏側の者達。ふとしたことで関わり合いを持った真っ直ぐな少年達が、人知れず裏側の理屈で翻弄されようとしている。 　少年サッカー、利益供与、不審者情報、…

空き時間に最適な物語ばかりを集めました。 だいたい、１４０字〜２０００字までの間の物語。 思いついたまま、気ままに書く短編・掌編集・ショートショート

世を統べる力として確立された秩序無き現象を"魔法"と、それを自在に操る者を"魔術師"と呼称するようになった、此処とは異なる世界。しかし、多くの魔術師は強く便利な魔法に驕り高ぶり、…

俺、私立探偵の乾宗十郎は、今、九州からバスで東京にむかっている。 懐に拳銃（あいぼう）を呑んでいる。 これじゃあ空の旅はいただけない。 しかもこの節としちゃ珍しく、新幹線もキップ…

荒廃した世界、それでも人類はしぶとく生き残っていた。 世界は崩壊したが、武器と技術は残り、人間達は荒野を跋扈するクリーチャー達を相手取りながら、 文明の復興に精を出している。 欲…

俺は私立探偵、乾宗十郎。ある時、俺の仕事上、重要な『足』になってくれている『ドライバー』のジョージが交通事故で病院に運び込まれた。 両足複雑骨折、動けるようになるまで短くて半年は…