「青春 純文学」を含む小説

堕落を抜けだしたい大学生祐（ユウ）は、かつての女颯紀（サキ）にセフレとして縛られている。 そんななか、病院にいた高貴だがそりの合わない女、渚月（ナツキ）と出会う。 自堕落を抜け出…

くだらない毎日。古本屋で出会った一冊の本。それは夢の世界への扉。

両親を事故で無くした山田家四兄妹———— それから四人はそれぞれ成長し、陽介は社会人、雪乃は大学生、翔太郎は高校生、里菜は中学生。 四人は同じ屋根の下、兄妹助け合いながら日常を過…

織田作之助青春賞１次通過作品 応募したときよりは手を加えていますが、手を加えてなお読み返したらちょっと胸を掻き毟りたくなりました。 よくこんなで１次とはいえ通していただけたなと…

　１６才の頃に書いた散文詩のような童話です。あるいは童話のような散文詩と言ってもいいかもしれません。青春の不安定な心境のなかで無意識に書かれたものなので、これに解説を加えるのは困…

物心がついた頃から、同年代の子達との”ズレ”を感じていた琴音。 良くも悪くも聡かった彼女は、世間から”変人”に見られては今の世の中では排除される現実を知り、 ”本性”を晒しては生…

——20世紀最後の夏、私は彼女とたった一夜の恋に落ちた。 森の麓の寂れた公民館。図書室の不思議な少女。バツイチ彼女の半生と腕につけられたストライプ状の火傷の痕。カザルスのチェロで…

「本当は思春期は、何もかも打ち壊す破壊の時期なんだ。蝶の完全変態みたいにさ」と古都は言う。 青い蝶をめぐる破壊的な青春をわたしは過ごした。突き錐の奴隷契約を交わした古都と。

　緩やかに朽ちていく工場の廃墟、折れた鉄骨、赤錆、夏の喧騒。 　絵の具の鯨と啼きやまないヴァイオリンの弦。 「僕はここで絵を描いてるんだ。なんの意味もない絵を描いている」 　…

思いついた日常のドラマを短編で綴っていこうと思います。

「面白い小説は、有能な奴を不幸な目に遭わせることでうまれる」 その言葉で、僕の将来は決まった。

主人公、成瀬美和子は文系学部だけで構成されている私立椎乃川大学に入学。そこで入部したのは、文系大学なのになぜか理系の内容ばかりをやっている『理系同好会』だった。理系の内容で時には…

四字熟語の意味合いから想像した物語を書き連ねていきます。 登場するキャラクター達は、基本的に同じ世界線の上で生きています。 そのため、とある話がとある話の続編であったり、過去編…

阿呆に魅せられた阿呆少年の阿呆な日常と少しの恋愛事情。 これは、阿呆の阿呆による阿呆のための阿呆小説。 『読まぬ阿呆』と『読む阿呆』同じ阿保なら読まねば損

生々しいというか現実味が強いというか、とにかく臨場感があると思うので、読みながらはらはらして頂けると嬉しいです。

青春独白

アラフィフの真山梅次は、グループで活動する現代のアイドルが好きではなかった。アイドルというのは、一人でがんばって活動するものだという信念を持つ、時代に取り残されたオッサンである。…

夏の終わりを悲観的に語りたいだけの短編

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「諦めなさい」 大人の決まり文句だ。 都合が悪い時の逃げ文句だ。 言うこと聞かないなら殺してしまえ。 …

「僕らは宇宙へ行くべきだ」 PM８:３０ 学校の屋上で二人、望遠鏡を覗く。 ラジオを用いた、高校生の男女の話です 初めての投稿になります。 少しでも多くの方の目に留まっていただ…