「少年 短編」を含む小説

いつかの、どこかの家で暮らす少年と、その家族と、ご飯の話。

月が三つにお天道様一つ、霊山には空までのびる棒にそこから垂れ下がる巨大振り子。そういう世界での話。十四歳の少年フラートは私塾の授業で教わった、自分たちの住む地面が球体でしかも回転…

　未来の、何かで壊れた世界で、心も身体も疲れ果てた少年が、夢を見るのです。 　少年ですので、少しエッチな夢です。 　年頃ですし、夢なのですから、お許しください。 　夢の続きは、思…

魔法が絶対の国、マスタグ帝國。そこでは、優秀な魔法を使いこなせる者は下手な貴族よりも良い生活を受け、権利や地位を手に入れることが出来る。そして、魔法が使えない落ちこぼれの…

　昔々、人間離れした魔力を持つ人間の少年と、魔力を操る眼を持つ魔族の少年が居た。 　とあるきっかけで知り合った二人。親友とも言える関係となった彼等だったが、徐々に迫り来る時世の波…

　科学が発展した現代。『リーヴェスト』と呼ばれる、魔法を使うごく一部の人は、組織を設立し魔物の討伐に当たっていた。 　E級リーヴェストの少年、レムナはある日、組織に侵入して破壊活…

　応龍江流域の街・假睡（すいか）には立派な枯れ「井戸」があった。 　その街を守る黄一族の少年・黄垣筐（こうえんきょう）には同年同月同日に生まれた、母方の従妹がいた。 　七歳まで双…

　身に余る能力を与えられた少年少女の戦いは終わった。 数多の命と引き換えに彼らが手にしたのは、数々の後遺症と人々からの忌諱の眼差し。 変わりゆく世界の姿を見ることすら出来ず、短い…

浴びたら自殺してしまうビームを浴びた２人の少年が、生きてみる話。

落雷で死んだはずの主人公。しかし、気がつくと、目の前には布面をつけたいかにも怪しい女がいた。 彼女曰く、どうやら主人公が死んだのは彼女側の責任で、生き返らせるついでに何でも一つ、…

朝、目を覚ました時、少年は部屋の天井から水が垂れてきているのを発見する。 どうやら寝ている内に、雨漏りしてしまったようだ。 しかし、そのことを父親に報告すると、それは『んがむし様…

　一人の少年シェサがうずくまって泣いていた。 　それを見つけた歌の精のルティアは、なぐさめるように竪琴をかき鳴らし、歌をうたう。 　しかし、シェサは感謝するどころか、むしろ迷惑そ…

──亡霊は何も言わなかった。ただ、呆然と私の方をじっと見つめ続けている。ふと背筋が凍りついて、水溜りがそこにあるかないかなど気にする余裕もないまま、ローファーでコンクリートを蹴っ…

いつか変身して町のヒーローになりたい松城京馬 。 しかし、現実は甘くない。変身も怪物も現れず中学２年生になった。 そんなある日、怪物と妖精が現れ変身することに！ だが、姿は魔…

「本も音楽も映画も、このくそったれな毎日を生きるためにあるんだ！」今日もホームレスのおじさんは安酒を飲みながら高らかに笑う。 パンクロック大好き、ろくでなしで、無頼漢！！ 理不尽…

悪魔と少年が人々にお菓子をねだり、跳ね除けられながら、ある優しい人の元へと向かう話。

私、江崎香織は毎日の習慣に星を見ることがある ここでは望遠鏡を持った星が好きな少年、古後優希に出会う 二人が夜の景色を通して関わっていくお話

急峻なカムルランギの山脈に隔てられた地の国シシトと天の国シャラーク。二つの国の空が繋がるのは年に四回、『渡翼（わたり）の日』だけだった。 エブリスタ主催【超・妄想コンテスト】 …

　ある日目が覚めると、体が薄くなっていた……。 　どうやら、自分の精神状態と比例して自分の存在が薄くなったり濃くなったりするらしい……。 　もうどうでもいいや、消えるなら消え…

とても感情が動きました　※ネタバレ防止 ある日、友達として仲良くなり、異性として好意を抱いた彼女に告白しようとする俺の、実際の物語。