「褒めても 短編」を含む小説

切ない物語、でも前を向く物語

　荷車を竜が一匹で牽いているアスミャナ商店。それは自由市街フーレイに不定期で開かれるというお店。いろいろな噂の飛び交うこのお店だが、一つ確かなのはこの商店の品の価値は保証されてい…

水泳が得意な二ノ宮らいかには幼馴染がいる。 可愛くて、褒め上手で、水泳が苦手で、いつも後をついてくる藤堂灯里。けれど、高校へ進学して、彼女は少し変わった。

　あるプロジェクトが成功した。実を言うと、私の部下２人が完璧な仕事をしてくれた成果だった。私は何も関与してなかったのだ。ここは上司として、部下を食事に誘い、私の立場をはっきりさせ…

学部でもイケメンで有名な玉山くん。ゼミの飲み会で急接近した私たちは、晴れて付き合うことになった。イケメンで高身長で、実家は資産家との噂。いつもスポーツカーで大学にやってくるし、着…

あやねは中学生の時、しょうに笑顔を褒められてから彼の事を好きになり、少しずつ自信も持ち始める。 ずっと片想い。 ずっと淡雪のように彼への気持ちが心に残ったまま。 ――片想いも…

岩手県出身の花火職人ユウは、鬱病による休職期間を経て、勤めている煙火製造所を訪れる。休職前に手掛けていた青い花火を再び作らせて欲しいと親方に頼み込み、了承を得たことを同棲している…

【作品をお読みいただく前に】 過去にTBSラジオにて放送されていた伊集院光氏の『日曜日の秘密基地』。 その中のワンコーナー『秘密キッチの穴』。 リスナーが長年解消していない疑問…

「水野さんは頑張り屋さんだね。きっと良い点が取れるよ」　 　たった一言で、私の世界は鮮やかに色づく。 　一秒でも長く一緒にいたい。一ミリでも近くにいたい。一回でも多く褒めても…

　私が写真部に入った訳は誰かに言えない。だから入学前の下見で訪れた文化祭で出会った、見時先輩の写真に憧れたからですと答えることにしている。当の本人はそれを聞くと何度でも照れるから…

[紹介文] 読んでいただいた方から過去一の評価を受け、最も親しみやすく最後まで読みやすいです！　今作は恋愛とミステリーを融合させた小説を書いたものです。彼女の正体に気づいた時、あ…

　これはあくまでも童話です。 　下ネタは一切ありません。あくまでも、とある小さな生き物のお話です。 　もしも下ネタと感じてしまう場合は、読者さんの心の問題だと思われます。 …

駆け出しのライター・麓郎がクトゥルフお母さん食堂の商品をレビュー。邪神や神話生物を食材にしたメニューを味わうが、体内で神々が暴れ毎回死亡する。それでも褒めの姿勢は変わらない。 グ…

　「バレンタインに合わせて公開出来ればオシャレじゃね？」そう思っては別にいませんでした。だって今日思い付いて、今日書いたんですもの。 　残業疲れの余り、生きてるだけで偉いと褒め…

健さんは、寡黙で多くは語りませんが、このエッセイはとても多弁で面白く、素敵です。 残念ながら、健さんの任侠映画は見ませんが、このエッセイを読んでいっぺんにファンになってしまいま…

自分に笑えなくなった時、世界から色が消えた時、あなたならどう自分を褒めてあげますか？

とりあえず何か書いてみようと思い、あまり褒められたものではないですが、自分の小学校時代の思い出と現在の性格に関わる問題を結びつけて考えようとした作品になります。プロットも具体的な…

俺とあいつは、数年来の恋人同士だ。 性格も考え方もまるで正反対の俺たち。あいつのやることはいちいち理解できないことだらけだ。アバウトで適当、大雑把。決して褒められる生き方ではない…

「見たまえ、十和《とわ》くん！　本音翻訳アプリ、『ホンネトーク』がついに完成したよ！」 「そんなことよりケーキ食べない？　はい、皿とフォーク。代わりにスマホ預かっといてやるよ」 …

「よくやった、ワルター」 　謁見の場で王弟殿下に『仕掛けた』ら、滅多に褒めない父から良い笑顔で労われた。 　＊＊＊ 　社交界デビュー当日、1人の子息が王への謁見に臨む。 …