⭐️絶対に子供に読ませたくない童話⭐️

真田宗治

⚠️絶対に子供に読ませないで下さい。きっとウザくなります⚠️




 カメくんとアワビちゃんは、とても仲良なかよしです。


 カメくんはあたまが大きくて、とても長いくびをしています。そのことが、カメくんの自慢じまんです。


 アワビちゃんは、大きくてりっぱなアワビです。でも、ちょっぴり恥ずかしがりやさんです。いつもびらびらをとじているけど、カメくんの前では、パカつとひらいてなかせてくれます。


 この日も、カメくんはアワビちゃんのところに、あそびにきました。


「やあ、アワビちゃん。今日きょうも、とても湿しめっているね」


 カメくんはいいました。

 すると、アワビちゃんはパカッとひらいて、びらびらのおくを見せてくれました。


 🦪 💞 🐢


「こんにちはカメくん。今日も立派りっぱなあたまをしているわね。ほれぼれするわ」


 アワビちゃんはいいました。


 すると、カメくんはうれしくなって、自慢じまんの首をぐっと、のばして見せつけました。


「うれしいな。ぼくのは、そんなに立派かな?」


「ええ。立派よ。カメくんのは、とても長くて、ふとくて、たくましいわ」


「えへへ。でも、長くてふといだけじゃないんだよ。ぼくのここは、とってもかたいんだ」


「まあ。長くてふといのに、そのうえ硬いのね!」


「うん。アワビちゃんは、硬いのは好き?」


「大好きよ。長くてふとくて硬いなんて、とっても素敵すてきだわ」


 アワビちゃんがいうと、カメくんはますます嬉しくなりました。カメくんはあたまをぐんぐんのばして、それをゆさゆさゆらしました。


 さて、カメくんのあたまというのはとっても長くていいにくいので、ここからは、りゃくして、亀頭きとうといいましょう。

 亀頭は、カメさんのあたま。と、いう意味いみです。


 しばらくすると、アワビちゃんは、ポロリとなみだをこぼしました。


「おやおや。どうしたんだいアワビちゃん」


 カメくんは、心配しんぱいになっていいました。


「ありがとうカメくん。じつは、おなかがいたくって」


 アワビちゃんは、ますます泣いていいました。おかげで、アワビちゃんのびらびらが、ぬれぬれになってしまいました。


 カメくんは、くわしくアワビちゃんのはなしをききました。


 それは、きのうのことでした。


 アワビちゃんのむばしょは、真珠しんじゅ養殖生簀ようしょくいけすです。

 真珠は、アコヤ貝というかいからとれます。アワビちゃんは、まちがって、うっかりアコヤ貝さんたちにまぎれこんでいたのです。


 すると、あるとき人間にんげんのおじさんがやってきて、アコヤがいさんたちに、つぎつぎと、てつぼうをつっこみました。

 棒のさきっぽには、なにかのかけらがついていました。かけらは、アコヤ貝さんのおなかの中にうめこまれてゆきました。


 そのおじさんは、アワビちゃんのびらびらにも、硬くて長い棒をつっこみました。

 アワビちゃんは、スーパーアホンダラのおじさんから、なにかのかけらをうめこまれてしまったのです。


 アワビちゃんは、アコヤ貝とはちがうので、おなかが痛くなってしまいました。


「そうか、それで泣いていたんだね」


 カメくんは、かなしくなってしまいました。


「そうなの。しらないおじさんが、わたしのびらびらに、ながくて硬いものをつっこんで、中になにか入れちゃったの。だからわたしのおくが、ちくちくムズムズして、くるしいの」


 アワビちゃんは、ますます泣いていいました。すると、カメくんは、ほうっておけないきもちになりました。


「ようし。じゃあ、ぼくがかけらをとってあげるよ!」


 カメくんはいいました。


「あらカメくん。できるの?」

「もちろんさ!」


 カメくんはそういって、ますます亀頭をのばしました。


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