「肴」を含む小説

　昔々、一人の男がいた。 　その者は「無窮の天魔」、「大賢者」等々、様々な称号で呼び、讃えた。 　数多の称号あれど、その中に彼に当てはまらないものは一つも無かった。 　いや、言い…

それなりに平穏で、それなりに不穏で、いい事も悪い事もイーブンになっている僕の毎日を、８割くらい担当してくれる孝代さん。 お酒を飲む習慣はないけれど、辛党の彼女は酒の肴も好きらし…

ゆっくりとくつろげる空間で、愛する人とのひと時を。 それが最高。 それで良いのです。 糖度高めです。砂吐く覚悟でお読み下さい。お気をつけて。

恋心をマスク神にホンローされる男子高校生の物語。他人事なのでほのぼの読めます。

カクヨムで小説を書いている私、陽雨が、脱稿直後のテンションでお酒や肴をつつきながらその時の心情を描きます。 随筆、エッセイのようなものです。 下書きなど一切なく、書いています。

「絶対に理由があるんだって」 駅前の小さな居酒屋で酒を飲んでいた男が連れに言う。 彼の目にはカウンターの中に掛けられたカレンダーが映っていた。 それは四年前の五月のカレンダー。…

　ある森の奥深く、桜の老木が生えている。 　今年も美しい花を咲かせ、見る者を魅了する桜のもとで、今日もアヤはひとり、桜越しの空を見上げていた。 　ある日の夜、うたた寝をしていたア…

他の人よりもちょっと霊感があるかもしれない。 そんな「僕」が体験したほんのり怖いお話、不思議なお話、肝が冷えたお話を基にしたフィクション作品です。 酒の肴や宴席での話の種などに、…

風来坊の主人公はある日気まぐれでよった蕎麦屋にて身なりの良い暇人の話を酒の肴にきくのであった

ダム現場の宿舎で開かれたあらくれ男たちの酒盛り。酒の肴はこの世でもっとも恐ろしい悪党との遭遇話し。互いの自慢話の背後で男たちの思惑がうごめく。

真夜中の鴨川デルタって、どこか神秘的ですよね。そこに居座る『鴨川デルタ野郎』と呼ばれる謎の人物を肴に、見ず知らずの女子大生と『僕』がただ駄弁る、そんなお話しです。 BGM "d…

居酒屋で会った男から聞いた話。 男が夜に出会ったのは…。

よなよなウイスキーを台所で立ち飲み母ちゃん、あれこれ考えてしまうのです。 母として、妻として、女として。 他愛もなくてどこにでもあるような、でも確かにそのとき生きていたという証…

中国は明の時代。 都・長安には風流人士たちの集う酒楼があった。 名を酔仙楼という。 かの大詩人、李白ゆかりのこの酒楼で繰り広げられるドタバタ詩文コメディ。 さて、今宵の肴はいった…

しばらくは何もかも忘れて、引きこもろう。そう考えた傷心のキヨは、山間の田舎にある亡き祖父の家に逃げこむ。だが着いた早々、押し入れの向こうから鎧を着た、傷痕だらけの筋肉(マッチョ)…

この国には「聖女召喚」なる富国を願う神事（イベント）が存在する。時代を移り代わりながらも連綿と続く、異世界人を召喚するというハタ迷惑な儀式。その結果生まれ出でるのは悲喜こもごもの…

　独り気ままに軽く一杯。時には気の合う仲間と。はたまた見知らぬ隣人と。そこには美味しいお酒とお料理と、もしかしたら小さな出会いが用意されているかもしれません。

ダンジョンで素材を買い取るおっさんがいる。そんな危険地帯でどうして商売ができるのかについて今日も酒場は、盛り上がっている。 「きっと、めちゃくちゃ強いんだ」 「魔物を寄せ付けな…

ある日ひとりの母親が亡くなった。夫、兄と妹の子ども達、隣人、友人……とある場面だけ切り出された彼らは、果たして容疑者なのか。それとも、ただの事故なのか。 酒の肴に、「俺」と「友人…

居酒屋 橙ningで出されている肴のレシピをこそっと教えちゃいます