この画数の多さで、この読みやすさは異常です!酒の肴に、ホイホイ読み進められる漢詩のうんちくとか、聞いたことない。中国史を題材にしたメディア作品を好まれる方は、ぜひ一読をオススメします。
苦い展開もあるけれど、読後感はとても爽やか。古典の素材にポップさが融合したユニークな作品だと思う。それにしても「将進酒」は、いい詩だ。生きる勇気を与えてくれる。
舞台となる中国の素材を生かしつつ、現代の我々にもわかりやすいように作られた良作。中国文化の入門者としても使えるのじゃないかと思う位
酒は飲め飲め 飲むならば当然一度に三百杯 三百杯は飲まねばならぬ「将進酒」から始まるのですが、その後の登場人物たちも愉快に話す様が心地よいです。詩の意訳ではあるのですが最初の1話だけでも楽しめます。きっと続く話にわくわくします。ぜひ!