キャッチどおり、押入れからマッチョが出てくる話です。
となるとふざけたコメディかと思いきや、実はこの作品ちゃんと恋愛モノ。しかも美味しそうにお酒をお飲みになる方々なので、マッチョが登場した回は日本酒を買いに行きたくなります。
私個人は糖度高めの恋愛モノは苦手なのですが、そんな方でもご安心ください。全然いける。
ちょっと甘い回もあるけれど、それまでの彼らのなんやかんやを見守った後なので「いけいけ押せ押せ」って応援すらできます。
こう書くとずっと平和な話にも思えますが、マッチョがやってくる理由が結構根深い。しかもこのマッチョ、やってくるたびかなりボロボロ。次も生きてやって来るの? それとももう来ないの? とハラハラ感もありつつ、ちゃんと来てくれるたび胸を撫で下ろすというのを繰り返します。
「嫌だ、読み心地が忙しいじゃない」と思われた方、大丈夫。タグにもあるから言ってしまいますが、こちらハッピーエンドとなっております。
月イチマッチョとお酒とハッピーエンド、押し入れに思いを馳せながら是非ご一読くださいませ。