「和風/平安」を含む小説

加筆修正を行い、タイトルを『こもり姫の薫香帖～出会いはときめく恋の香り～』と変更し、2025年7月15日にビーズログ文庫さまから発売予定です。（書籍版は、物語の厚みも恋のときめき…

『ぎりぎり公卿』の姫君・沙那は、恋に奥手で恋人もできたことがないと嘆かれていた。 ある日、従妹であり帝の寵愛を受ける女御・紗子が行方不明になったと知らされた沙那は、紗子の不在をご…

時は平安の中頃。 都では内大臣家の姫が噂になっていた。名は晶葉（あきは)。 年齢は十八歳になっている。 そんな晶葉姫の元に、秋のお香である侍従の香が焚きしめられた文が届く。 どう…

平安時代には六種香（りくしゅこう）と呼ばれる室内用のお香があった。 まず、春の梅花（ばいか）、夏の荷葉（かよう）、秋の侍従（じじゅう）や落葉（らくよう）、冬の黒方（くろぼう）や菊…

昔々、八百万の神がいる日出づる国があった。 春神の末席である「桃梅桜」は、その美しさと無力さから他の神々に嘲笑されていた。しかし、神は温かな微笑みを絶やすことはなかった。 ある日…

【耳島の花姫（元花谷詩那里：はなやしなり）は物語のヒロインにして中心人物であるが、生粋の陰キャでいじめられっ子であった。社会不適合的側面を持っており、学校と言う名の社会の中で友人…

春花国の藤花姫は、幼少期に呪われたことがきっかけで、成人と同時に出家が決まっていた。 ところが出家当日に突然体から魂が抜かれてしまい、式神に魂を移されてしまう。 「愛しておりま…

“化生(けしょう)”それは妖魔や神、仏が人と子を生した存在…… この物語は、狐の化生の陰陽師、安倍晴明が 鬼の血を引く化生の少女、美夕と出会い、織り成す平安幻想草子。 晴明と美夕…

故内大臣の姫君。 御年十八歳の姫は何故か五節の舞姫に選ばれ、その舞を気に入った帝から内裏への出仕を命じられた。 妃ではなく、尚侍として。 最高位とはいえ、女官。 ただし、帝の寵愛…

【お陰様でPV6000突破】 《あらすじ》 平安時代初期、小野篁（おののたかむら）という男がいた。 文武両道の貴族であり、一度は遣唐副使に選ばれるなど出世街道を歩んでいたが、朝廷…

京貴族の茜子（あかねこ）は、幼い頃に罹患した熱病の後遺症で左目が化け物と化し、離れに幽閉されていた。一方姉の梓子（あづさこ）は、同じ病にかかり痣が残りながらも森羅万象を操る通力を…

『加護女（かごめ）』と呼ばれる女性たち。ほんの一握りしかいない彼女らには『加護』と呼ばれる不思議な力がある。 治癒、未来視、運命操作、読心術、天候操作。 人智を越える様々な力は人…

――少女は、その目で鬼を視て、その手で命を紡ぐ―― 彼女が関わるお産は安産になる……「産神の祝福を授ける助産師」と評判の少女・蓮花は、体の内外に蠢く微細な「鬼」が視える特異体質…

――僕には幼い頃の記憶がない。

百鬼夜行はびこる平安の都。 世の貴公子達はおろか帝さえも虜にした傾国の美女に竹取の翁が女(むすめ)ありけり。 ある満月の夜、その姫が「月へ帰る」と言い残し突如姿を消した—— …

源氏物語好きな非モテ女子が平安時代風な世界で恋愛する話です。

■鬼の跋扈する世。無縁に平和な村を滅ぼしたのは、鬼退治の武士だった。生き残った少年は仇討ちを誓い、やがて鬼退治の武士となる。 ◇　◆　◇ 　松尾は、父や仲間と共に海辺の村へ暮…

平安時代。 鶯(うぐいす)は斎王(さいおう)に仕える白拍子(しらびょうし)だったが、鬼に追われて京の都に逃げてきた。 鬼に襲われたところを謎の陰陽師・黒緋(くろあけ)に助けられる…

【完結】＜薄紅色が吹雪となり舞い上がるまで、私は貴方を守り続ける＞ 　時は平安。 　陰陽師と呼ばれる者たちが活躍する時代。 　陰陽連の同士と相まみえることもなく、 　式神を仕…

【2023年　賢いヒロインコンテスト中間選考突破作品】 所詮この世は盤上遊戯。 人は駒。 舞台は帝が治める陽ノ国（ひのくに）の宮中。 名は霞（かすみ）。 帝の第一妃、菖蒲（あ…