概要
雅な香りに包まれた恋と事件。くせ者少将に、今日も甘く口説かれてます。
左大臣家の二の姫である小野咲良《おののさくら》は、香の薫物《たきもの》づくりが得意である。結婚に興味がない彼女であるが、最近では父親が縁談相手を連れてきてちょっとうるさい。
そんなある日、父親が「有馬」という名の若者を連れてきた。挙げ句、その日から有馬は毎日のようにやって来るようになって──?
薫物を焚く姫と煙たがられる衛士の、けむけむな恋のお話。
○平安調和風ファンタジーです。(デフォルメ・アレンジ有り)
地名等に架空の名称を使っています。官位制度や文化風習・建築物、その他技能などについてもデフォルメ・アレンジしております。(こだわりだすと、言葉の説明だけで物語が終わってしまいそうなのと、ファンタジー要素を加味するため)
ご了承ください。
そんなある日、父親が「有馬」という名の若者を連れてきた。挙げ句、その日から有馬は毎日のようにやって来るようになって──?
薫物を焚く姫と煙たがられる衛士の、けむけむな恋のお話。
○平安調和風ファンタジーです。(デフォルメ・アレンジ有り)
地名等に架空の名称を使っています。官位制度や文化風習・建築物、その他技能などについてもデフォルメ・アレンジしております。(こだわりだすと、言葉の説明だけで物語が終わってしまいそうなのと、ファンタジー要素を加味するため)
ご了承ください。
応援ありがとうございます。皆さんに楽しんでいただけるような創作をしていきたいと考えています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!縁談相手はくせ者少将⁉ 薫物づくりが得意な姫の、匂いたつような恋の物語
平安朝の世界と薫物(たきもの)作りが得意な姫。そんな雅な雰囲気の中、姫の咲良の前に現れた縁談相手は、一癖も二癖もありそうな人で……。
とにかく咲良と彼女の縁談相手、有馬が素敵です。この世界の「型」にあてはまらない、強い魅力を持つ二人。だから個人的に、物語のかなり序盤から「お似合いだから応援したい!」と思ってしまいました。
咲良の心情の移り変わり、有馬の言葉や行動から透けて見える想いの描写が本当に細やかで繊細で、どきどきしたりぐっときたり。
そして特に強く心を動かされたのは、咲良の「姫だから」「女だから」といった枠のようなものに立ち向かう姿。
これは、現代を生きる女性も共感することが多い…続きを読む