「うつくしい」を含む小説

むかしむかしのおなはしです。 うつくしい城に、ちいさなちいさなお姫さまがすんでいまいた。 お姫さまは毎日おいしいものを食べ、美しい花にかこまれていました。 ですがお姫さまは…

帝国が戦争で敗北して、島は帝国の支配から解放された。 それからしばらく経ったある頃、島にひとりの青年が流されてくる。 うつくしいひと。おだやかで、やさしいひと。 「わたし」は毎日…

ゆるさん

ウィザードリィ的なファンタジー世界をイメージしたBLです。アメリカンなノリのファンタジー悪口を書きたくて書きました

明治時代のはじめ、ふたりの少女はお祭りの夜に赤いドレスの金魚と出会う。 見えない金魚が寄り添う沙子と、見えないはずの金魚が見える文子。 文子は、金魚に選ばれたいと願っていた。 …

現在十六歳の夜子は五年前に家族を全員交通事故で一度に亡くし、親戚中をたらい回しにされてきた。 今度の家はイケメンの一人暮らし、頼朝という男性のもとで静かに暮らせると思っていたのに…

ほぼ毎日総天然色の夢を見る。夢の中で旅をする。 うつくしい夢、おそろしい夢、わけのわからない夢。 捨て置くにはあまりに惜しいため、記憶する限りの記録。 ――夢見たらそのうち増…

とてもうつくしい女の子がいました。 ある日、傷ついた狼を助けます。すると、神さまがお礼に願いを叶えてあげようと訪ねてきました。 「わたしのねがいはたったひとつ」 ※作中には…

恋とはひとをおろかにするのかもしれません。 刻子は語る。かつての、はじめての恋の思い出を。 武芸に興じていた少女の心を動かした、うつくしい男へ抱いた想い。彼の過去と真実、そうし…

それは吸血鬼と少女のはなし。 夜分にあたしは病室を抜け出した。 耳鳴りしかしないはずの耳に、新しい音が混じったから。 波音が響く先、たどり着いたのはうつくしい少年とかたわらにはソ…

学生時代、野暮ったい私を神のごとく支配していたあの子が、人魚になったと聞きました。 なので、気になった私は、水族館に行くことにしました。 夜デート。 あか抜けた社会人となってい…

友人は「わたし」を惑わせ、奇妙な場所へと呑み込んでいく。 友人と「わたし」の短編連作です。 文字数も気まぐれ お題物などの過去作の他、不定期更新予定 場合によっては残酷、暴力…

鏡よ鏡、この世でいちばんうつくしいのはだぁれ？ 小さい頃から憧れてきた。御伽噺のなかの王子様みたいな人と恋すること。 だから自分を磨いてがんばってきたのに、ようやく見つけた理想の…

うつくしいきいろい花とできそこないのむらさき色の花、そしてそのご主人様の話です。 童話ちっくにしました。かなしい話です。

星籠、花籠、屑籠。階級によって居住区の変わる揺籠の国。そこがまさに最下層である屑籠に響くのは、一等うつくしいアンセムだった。

老人・ゼトは旅に出た。「悪い魔法使い」こと魔術師・エルトウを相棒に、老人は砂漠を目指す。うつくしい〈水晶の森〉の幻をまなうらに抱いて。 ちぐはぐなふたりの珍道中を描く、魔術と異国…

ジャンルSFでいいのかな。 うつくしい世界の話。

二十二柱の神々によって創られ、護られる異世界、エトレジナ・スートゥレリア。 豊かで広大な世界を旅する、人間の職業剣士鬼彌（くぐや）、黒エルフの弓士迦楠（かなん）、正体不明の超級…

幼馴染みの中学生たちの成長譚ＢＬ／世話焼き×怠惰な美少年 幼馴染の千遥のひたいには角が生えている。それは神様の愛し子の証。 といっても当の千遥は神性とは無縁の怠惰な甘えん坊で、…

水底に抱かれ眠るうつくしい女に、少年は供物として捧げられた。 『山神の娘』と呼ばれる、異形の血を引く末裔の女――蝶。 蝶の『供物』たる少年、夜杜。 繰り返される言葉の、結ばれ…