「自分らしさ 純文学」を含む小説

美咲が学校から帰ると、一つの封筒が届いていた。それには自分の小説のファンからの手紙が入ってあった。彼女は胸を躍らせながらそれを読み始める。

主人公の美里は婚約相手の浮気調査をしていましたが、その結果を目の当たりにしショックを受けます。それから相手の本性を知り、浮気相手だったという「異性」と出会い、そこで自分たちは過去…

49日目。最期の最後の夜。 僕は自分の残り香を探しに、今の世界を微睡の中で、この街を走り回って行く。

自分だったらこうかもな、という妄想ショートショートです。 恋愛と呼べるかは分かりませんし、経験があるわけでもないので雰囲気と想像で書きました。 バレンタインなんて縁遠い生活を送…

古くも新しくもない自分が一番書き易い文体で書いています。 　能くあるような作家と友人の話です。

巫女様は、神様の元に行きたかった。 村の戒律に従い、生まれた時から、 神様の捧げ物になることを夢見ていた。 巫女様はこの世界のことを何も知らない。 太陽も、思い出も、そして自…

修一は、自分だけがひとり取り残されていると感じていた……。

山頂から見渡せる地平線から うっすらと光がさしてくる。 ドリップしたコーヒーを片手に カフェジャズミュージークを聞きながら ゆっくりと上がってくる朝日を味わう時間。 「いよい…

町でたまに目にする清掃員の方への共感の思いを込めて書いてみました。

『僕は人生の落第者だ』 20代後半になって、仕事を辞め、試験勉強を始めた主人公は最初は意気揚揚と夢を追う。しかし、現実は残酷で何もかも上手くいかなくなり、ひきこもりニートになっ…

自分自身の夢体験記です。

海と山に挟まれた町「八浦」の物語。 高校二年生の浅海 澪は両親から一方的に課せられた将来への期待にうんざりする日々を送っていた。 夏休み前の定期試験を控えたある日、学校帰りの買…

　都内の美大で日本画を専攻している保は、自信を失っていた。自分の作品は、どこか表現したいものを表現しきれていないようなもどかしさがいつでも付きまとっているように思えた。 　ある…

思春期を迎え、アイデンティティの確立とかなんやらで、改めて自分と父の関係を見直す娘。 父は、寡黙で愛情らしい愛情を表現するのが下手な男のようだった。 果たして自分は愛されているの…

　初投稿です。人生を早々に諦めたとある中学生の歯車が、ある出来事をきっかけに動き出します。 　モチーフは自分が数年前に作詞作曲したボカロ曲です。

水の世界に住む男と陸の世界に住む女。違う世界に住む二人が恋に落ち、結婚するためにはどうすればいいのか。

中村小雪は演劇部の三年生。練習を重ねても主役になれない小雪は、同じく悪役ばかりの友人、三井と「いつか二人が主役の舞台を」と夢見ていた。 高校生活最後の夏、卒業公演の演目を決める…

のほほんと人生を過ごしていた男の子の下に、親友から一枚の画像が送られてくる。 そこに映っていたのは、裏難波のラブホ街にある面白ラブホと、そこに入っていく、自分の彼女と知らないおじ…

高校一年生の紡は、もちろん独りぼっち。 そんな彼は「帰宅部」という部活に入っていた。「帰宅部」とは、月一で自分の帰宅内容を報告するだけの部活であり、入部が強制である紡の高校では、…

幼なじみの門田ロミオは、アメリカンドッグみたいな女の子だ。 甘いんだかしょっぱいんだかわからない、僕は苦手な味なのに、なぜだかまた食べたくなるあれにそっくりなんだ。 ワガママ、自…