「聞こえ」を含む小説

何かに呼ばれている。そんな経験したこと、ありますか？

上階から聞こえてくる足音の正体は……

「第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」参加作品 【あらすじ】ある日『後天性女子固定化症候群』を発症し可逆性ではない固定化の美少女『TS娘』になってしまった高校２年生の…

自分を個性も特技もない消費型オタクだと思っている河西 陽莉(かさい ひかり)は、高校の入学式を終え帰宅しようとしていたところ、たまたま聞こえた東雲 麻衣(しののめ まい)の歌を耳…

その音が聞こえてくると、私の季節は再会の夏となる。

日々の疲労と不安で夜も眠れないあなたは、先日購入したAI内蔵ベッドを試してみることに。 程なくしてヘッドセットから聞こえてきたのは女性型AIの音声。 不器用で、献身的で、従順な彼…

関ヶ原の戦いで徳川率いる東軍が勝利してから数年―― 拓かれたばかりの江戸では、まだ魑魅魍魎との諍いが絶えず聞こえていた。 少年、尾形森羅は自身に起きたある事件をきっかけに、 新し…

――プロローグ―― 高校２年の初夏。 僕は、隣町の介護施設に入所しているおばあちゃんのお見舞いに行くことになった。 バスに揺られておよそ３０分。 施設がある場所は、バス停から更…

　特に何も取り柄がない学生、牧野優夏。友人である相良靖弥《あらいせいや》と下校途中、軽トラックと衝突し死亡。次に目を覚ました時、狩衣姿の、傷で全く動くことが出来ない少年の体に入っ…

「あたしに解けない謎なんて……ないんだよねッ！」 　そう息巻くのは七歳の小学生、七寸《しちずん》りずん。ボク、六家《ろくいえ》ワソトはそのりずんの助手をやっている。助手だと言え…

　小さい頃に遊んでいて夕方になるといつも聞こえてた『音』。 　しかし時が経ち、自分の生活に変化が生まれるとそのこと自体を忘れてしまっていた。 　高校生になった主人公は更に変化し…

その家に、ある夫妻が引っ越してきた。 平穏な暮らしが始まると思った矢先、誰もいないはずの廊下から人が裸足で歩くような音が聞こえてくる。 ひた、ひた、と。 どこからともなく、い…

「毎日が嫌だ。」 しんどい、つかれた、自分の存在を消してすべてから逃げたい。 そう願っていると突然 「ちょうどいいや、君でいいよ」 と聞こえてきた。 これは何もかもから逃げ出し…

♢あらすじ♢ 日差しは眩しく、白く。 広がる景色は夏。 とある海辺の田舎町。 幼い頃からここで暮らす清瀬奈摘（きよせなつみ）は、いつも独り。 雄大な自然も、海原も、夕焼けも、 …

　仕事の帰り道、後ろから女性の尋ねる声が聞こえた。しかし、振り返ってみても、誰もいない。 　午前零時、玄関の前に落ちる誰かの小指。

母の再婚相手から日々虐待を受け続けていた来世玲王は、ある日等々耐えきれなくなりこのまま殴られて死ぬぐらいなら仕返しをしてやろうと殴りかかるが身体を捻っていたこともあり相手にかわさ…

東京の高校に入学し、そろそろ2ヶ月が経つ…私はお姉ちゃんである朝凪美空と一緒に暮らしていた。お母さんとお父さんは色々な事情があって田舎の方に引っ越してしまった…偶に会いに来てくれ…

主人公ラウラは、姉と一緒に入江のある湖に行き、水晶質のきれいな石を見つけた。そのうち笛のような音が鳴り始め、入江から人々が去っていく。 ラウラはその音を聞いて、笛が「泣いている」…

他サイトにて投稿していた『パンドラの瞳』シリーズを作品集として一本化しました。それに伴い若干の改稿をしてあります。 【パンドラの瞳】 図書館の帰り道で、奇妙な赤い宝石のような…

街灯も疎らな田舎道、音楽を聞きながら歩いて帰るその耳に、不思議なノイズが聞こえてきた。 小説家になろうにも掲載しています。