「えだは会」を含む小説

某カルト教団で二世会員として子供時代を過ごした拓郎だったが、現在は会から脱退し一般の社会に馴染みながら平凡な日々を送っているように見えた。しかし、彼の心の片隅には常にある存在があ…

ただ、忘れものを取りに生徒会会議室に戻っただけだった。 でも、そこには君がいた。 大好きな君が……

友達のいない高校生・牧原幸成は、停学から復帰したある日、ひょんなことからドラゴンを飼う羽目になってしまう。 どうやってドラゴンを飼えばいいのか。 そもそもドラゴンとは何なのか。 …

誕生日会の最中に消えたポーチを巡る、日常の謎風味の短編です。 原稿用紙換算で２５枚程度。 舞城さんの某タイトルの小説とはまったく関連ありません。

　夫と一人娘に恵まれ何不自由ない暮らしを続ける中野和子には人には言えない秘密がある。 　娘の家庭教師と身体の関係を持っているのだ。 　頭では早期の別れを願う和子だが、その関係はず…

「以上で委員会を終了します」 凛とすまし、メガネを一度触るとあたりに誰もいなくなったかを確認する。 すると、頬にギザギザの赤クレヨンをチークして、一つの本を取り出した。 「ここで…

飲み会から帰宅後トイレに入り、用を足して出ようとすると、扉が開かない。家には自分しかいない。トイレの中にあるのは掃除用具とトイレットペーパーのみ。押せども引けども開かない扉。命が…

あまりにも美しすぎると、太陽を正視できませぬように殿方の皆さまは顔をそむけられてしまうのですね、ウフフ。 神さまが絶世の美とともにお与えになられた十字架を背負いな…

影が薄いのは最大のチート！？影が薄いからという理由で女神様に異世界管理を任された青年 鈴木 藍斗。同じ委員の仲間たちや委員の仕事に翻弄されつつも、藍は前世で出来なかった人生エンジ…

以前、とあるブログで書いていた短編を改変しここへ移植しました。 舞台は遠い未来の商品プレゼン会です。 今回プレゼンしてくれるのは古典文学研究会の皆さんです。 なんでも”ニホン”と…

平等(たいらひとし)は大亜細亜人権連邦日本州に住む平凡な高級学校の生徒である。彼は、創作物の登場人物にも人権の認められたこの国において「自作の小説内で人を殺してしまう」。そしてそ…

　如月からカワラベの噂を聞いた冬子たちは、真相を暴くべく、噂の発端である不可解な溺死事件の調査にとりかかる。事件現場に残された往復する足跡の意味するものとは。 　都市研シリーズ第…

母は信仰さえあれば幸せになれるという。 どんなに貧乏でも不幸でも、心さえ平穏なら幸せになれると母は言う。 暴力で新興宗教『すばらしき恩寵』の信仰を押しつけようとする母。 放課…

自身が不老不死だと知った占い師のシエラは、今度こそはと命を断とうとしていた。 しかし、そこに現れたのは少し間の抜けた錬金術師のアズウ。 アズウはシエラの生い立ちを聞いた後、「どう…

夏のころ、久しぶりに祖父母の家に帰った大学生の主人公、『笹木 水咲』は夏の暑さを前に、到着数秒でホームシックに陥っていた―― 同好会にて提出した作品をそのまま。続くかもしれま…

ネタバレを含みます。読む方注意。 　 成人を終え、一六歳になるネネルは、家業のために初めて、故郷の陸地と長い橋で繋がる島に行くことになる。その道中、仕事の師でもある父か…

ゲーム好きの女子高生ユーハは、スポーツ万能の親友ネコに誘われて格闘技の同好会へ入った。最初はしぶしぶだったが、コーチの怪獣シーサー君や先輩キッカとの出会いを通じて、少しずつ楽しさ…

　夢のような異世界召喚、手に入れた能力は最強の頭脳と体。彼の中に存在するのは、理系、文系、語学系と体育会系の肉体。一人の存在の中に三人の一人が存在し、脳内はいかなる時でもカオスで…