前に進めば痛くない!

作者 梧桐 彰

199

74人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

――

 最初は何だか普通のどこにでもある格闘小説だと思っていましたが、とにかく中盤以降の展開が熱すぎて(笑)
 格闘技経験者なら、あ~と思う所満載で尚且つリアリティが凄くありとても素晴らしい物語を読ませて頂きました。
 気分がすぐれない時に読むと爽快になるかも( ´∀` )

★★★ Excellent!!!

――

単なるスポーツドラマではなく、心情の描写がとても素晴らしい作品です。控えめなタイプの主人公が、熱血・積極的な友人達により、成り行きで格闘技を始めます。序盤は友人たちに引っ張られてストーリーが進みますが、あるきっかけで闘志に火が付き、大きな壁に挑戦して行きます。普段が冷静だからこそ、生々しい感情の爆発に心が揺さぶられるのかなと感じました。またシリアスさを中和するかの如く登場するシーサー君が、実にいい味を出しています!

★★★ Excellent!!!

――

格闘ものはとにもかくにも描写が命なのですが、こちらの作品に関してはそんな心配は無用です、全く非の打ち所がありません。自然で無理がなく、情景がスルスル頭に入ってきます。

そして時にぶつかり合いながら、どこまでもひたむきに突っ走る少女たちの懐にスルリと入り込むシーサー君が程良いアクセントとなり、ともすると重苦しくなりがちなストーリーの風通しを良くしてくれています。

シーサー君の存在をどう受け取るかでこの物語の評価は大きく変わってくる思うのですが、自分としては大歓迎ですね!

★★★ Excellent!!!

――

すごく熱いお話でした!
感動して、手に汗握って、ユーハたちのことを何度も応援してました。

すごく文章が読みやすいので、一気に最後まで読むことができました。かわいい女の子たちが闘う姿を、映画で見てみたいなーなんて思ったりもしました。

個人的にはサブタイトルの「おしとやかにニーキック」のセンスが素晴らしいと思います。
熱血スポーツ女子が好きな方にはぜひおすすめの一作です!

★★★ Excellent!!!

――

他の方のレビューでも既に言われていることですが、とにかく『完成度が高い』です。その一言に尽きます。
物語の起承転結から始まり、豊富かつ論理的な格闘技の描写、それらの知識を初心者にも分かりやすく表現できる技術など、あらゆる面で隙のないハイクオリティな作品でした。
そのおかげで物語の世界に夢中で没入することができ、空を切る拳や脚、ほとばしる汗、真夏の沖縄より熱い王道青春ストーリーを心から楽しませてもらえました。
リアリティと深みのある作品でありながら、細かい部分で読者への受け皿を大きくしているライトな気遣いなど、『読みやすさ』という部分でも一級品でした。是非とも、カクヨムに登録した際には一度は読んで欲しい名作です。
爽やかな読後には「自分もこうした物語を描いてみたい」、いやそれよりも正しいフォームで走りこみに行きたい。そう思わせてくれるような名作だったと思います。
本当に、とても面白かったです。

★★★ Excellent!!!

――

 読む前のイメージは、「スポ根」だった。しかし、読み始めてみると、非常にふわふわとした雰囲気で話が展開する。
 これは予想と違うのかと思いきや、4話から別の空気が漂い始める。
 空気がだんだんと引き締まる感触。
 ピシッと「熱い」氷が、体を固めていくように物語が動いていく。
 そして、クライマックスには、ふわふわととした雰囲気がどこにもなく、緊張が形になったようなシーンが続いていく。
 まさに、柔から剛への物語展開。

 ――剛柔一体!

 それを感じさせてくれる小説だ。
 しかも、その緊張感も、エピローグで柔らかくひも解き、これからの主人公たちの未来を感じさせてくれる。
 そのため、読後感も非常に良い。

 戦闘シーンは、初めの方がたんぱくに感じるが、だんだんと熱が入ってくる。
 また軽快なテンポのアクションシーンではなく、まるで詰将棋をやっているようなシーン表現が面白く、アクションシーンが苦手な人の参考になるかもしれない。

 ちなみにシーザーくんという、現在ファンタジーとしての存在がユニークだった。

★★★ Excellent!!!

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まずは、ひたすらに文章が上手い。
もう本当に、とにかく上手い。

アクション描写ももちろんだし、人物の心情描写、ストーリーを追うテンポや場面転換のタイミング。
読んでるだけで快感を感じられるような、動画が目の前で流れていくような流麗な文章。


そして、「女子高生が格闘技に挑む」というテーマに、努力友情勝利。
それはもう当たり前として、タイトルにもなっている「前に進めば痛くない」という明快かつ、一種哲学的でもあるメッセージ。


私も格闘技経験者ですが、格闘技に対する偏見というのは結構根強いです。

そりゃそうですよね。
なんでわざわざ、好き好んで殴り合うのか。
この平和な時代に。
殴られてでも殴りたいって、変態じゃないのとw


でも、そうじゃないんです。

暴力、その衝動。負の心。
そういったものに、どうしても向き合わなければならない時というのはあります。

武術と言うのは、そうしたものへの向き合い方を教えてくれ、そこに対して「選択肢」を提供してくれるものだと個人的には理解しています。


女子高生が格闘技に挑む。

ありがちで狙ったコンセプトと思うでしょうか?
だけど、この作品はそのことから逃げずに、それがどういうことかを描き切っています。


新人戦の決勝シーンでの攻防。

渋谷での出来ごと。

そして、決戦シーンでのユーハの心の動きと、あのシーン…




武術や格闘技に興味が無い人でも、共感と共に胸が締め付けられるような問題提起に出会うことは間違いありません。


なによりも、この作品には、その提起に対する答えがある。


「前に進めば痛くない!」



読み終わった後でこの言葉を口の中に呟けば、その意味が全く変わっていることに気がつくはずです。

★★★ Excellent!!!

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 女の子たちが格闘技を通して見ている世界にとてもリアリティが感じられる。
 スポ根だと思って読んだら大間違い、濃密な格闘シーンは『前に進んでもやっぱり痛いよ』と思わせるけれども、それが絵的に綺麗であることが、読者をすがすがしい気分にさせる。
 そして彼女たちの友情が語られるシーンでは、ああ、可愛いなぁ、青春だよなぁ、と目尻が下がってしまう。
 全編通して一番おいしいところを全部かっさらっていくシーサー君の描かれ方がとにかく秀逸。レビュー書き換え前にも書いた事だが、これはアニメにしたいと素直に思った。それくらいシーサー君の存在感が……おいしい。シーサー君グッズが出たら迷わず買う、というかコレクションする!

*読了したのでレビューを書き換えました。

★★★ Excellent!!!

――

格闘技に己のすべてをぶつける少女達の物語。

とても楽しく読めました。スポ魂小説で定番の友情・努力が綴られ、そして登場人物達が女子という点からか、一味違った印象を受けました。

しかも、この物語はただ単に友情・努力では終わりません。最初は練習に励む主人公達ですが、途中からは彼女達の過去が描かれ、辛い道程が浮かんできます。「あれ? スポ魂じゃなくなる?」なんて読み進めていたら杞憂でした。最後にはスポ魂らしいスッキリとした読了感を迎えてきます。

そして、タイトルも良いですね。これは僕の勝手な思いですが、スポーツをする上で練習はつらいですが、目標があるから苦ではないんです。目標を達成でき、自分の想いが相手にも通じたと感じ時、初めて今までの苦痛が苦痛ではなくなるんです。だからこそ前に進むことを怖がらず、彼女達は最終話で成長できたのではないかな、と感じました。

★★★ Excellent!!!

――

ああ、やっぱりこの文体、めっちゃ好みですわー(笑)
それに二人の強烈ヒロインに背中を押されて、あれよあれよと…。

良く練り込められた笑いも、飽きさせることなく先へ先へと誘います。
また、知識に裏打ちされたトレーニング描写もお見事!

…そうですよね、何度も、何度も、鍛錬して努力して。
そうやって、強くなっていくのだ。

熱血友情バトルで、是非胸熱くなる感動を!

★★★ Excellent!!!

――

ユーハ、ネコ、キッカ、ショーコ……。

女子高生たちのアツい夏が
総合格闘技を舞台に描かれます。

その描写が、実に濃い。
ある日のトレーニングだけで、
1000字以上も(おそらく)費やされたりします。

ただし、作者が実際に武道経験者なので
その確実な描写が実にリアル。
読んでいて、目に浮かぶようです。

本作は、漫画原作コンテスト出品作。
スポ根らしさに加えて、軽い下ネタもあって
ぜひ、漫画で読みたい作品です。

※それにしても、シーサー。
 お前は何をやってるんだ?(笑)


★★★ Excellent!!!

――

JKだって戦うんだよ!カッコいんだよ!と、読後に叫びたくなった。
これまで総合格闘技にも武術にも全く縁が無かったが、読んで良かったと心から思った。
そして、そもそも人はなぜ何のために戦うのかという命題に多くのヒントをもらえた秀作だ。戦いの奥にある熱い思い、自らを追い込み、仲間を想う青春の炎にやけどしそうになる。

某所で紹介された折にも気になっていたが、アクションものが苦手なので今頃の読了となったのだが、作者の丁寧な描写力の御蔭で、全く迷子になることなく格闘場面を読み進められた。さすがだ。
またリオ五輪で柔道女子の活躍目覚ましいいま読めたのも、絶妙のタイミングだと思った。

★★★ Excellent!!!

――

タイトルが素晴らしい。
サブタイも良いです。(笑)

折れそうになる自分と戦いながら、前へ、前へと進む主人公ユーハに感動する。
オレTSUEEEEなチート能力でも、魔法や超人的必殺技がなくても燃えるアクション小説は書けるというお手本のような物語です。

摩訶不思議生物の存在は微妙ですが、そこはラノベということで。あるいは昔のタツノコアニメ的なテイストというか。
そこは読み手によって意見が分かれるかな。

★★★ Excellent!!!

――

振り返ったって仕方ない、そんな弱腰じゃやられちゃう。だから、かんぺいナガードとやられた分は前向きな技でやり返す。ともかく、前へ。
主人公たちに後ろなんてものはない。それが青春だから。。
たどりつけば、仲間がこちを向いている。
熱くて、分厚くて、そして、勇気が出る、青春ストーリーです。

★★★ Excellent!!!

――

格闘技経験者として本作は共感できる部分がとても多く、作者様の実体験や経験がふんだんに生かされていることが手に取るようにわかります。

鍛えていく上での喜び、悔しさ、そしてなにより自身が成長していく日々の楽しさを、本作品は多くの人に伝えています。

また、個人的に戦闘描写が非常にわかりやすく丁寧で、とても好みです。
リアルな戦闘描写、心理描写といえばいくつか有名な作品が想起されますが、それら有名作品に一歩も劣らぬ内容だと感じました。

格闘物・学園物・青春物のお手本とも言えるような作品です。
まずは一話。ぜひご覧になってみてください!!٩(๑•̀ω•́๑)۶

★★★ Excellent!!!

――

なんか本物を見つけたって感じです。
まずアクションシーンは白眉。
でも、それだけじゃなくて登場人物の描き方がいいですね。学園生活や沖縄合宿などが、ほんのりと笑いとお色気を交えながらバランスよく点描されています。
そしてラストの大団円。これはもうマジックです。あんなにひねていたのに……
是非、読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

――

多種多様の格闘術に伴う肉体の動き方から始まり、攻撃のガード方法や抜け出し方など様々な角度から描かれている点が素敵でした。格闘技や接近戦の描写をする際には此方の小説を参考にすると捗るかもしれないと思わせる程の分かり易さ。
そして主人公も最初は乗り気じゃなかったけど、話が進むにつれて成長していく姿が青春ストーリーとしてもグッと来ました。

★★★ Excellent!!!

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マーシャルアーツという言葉が日本で知られるようになったのは、やはり梶原一騎先生の作品の影響が大きいだろう。

空手バカ一代から始まる格闘マンガブーム、そしてブルース・リーが強く影響した「最強格闘技を求めるブーム」にうまく乗る形で日本に紹介され、そしてそれなりに市民権を得たマーシャルアーツ。

その後のK1など、立ち技格闘技の流行が終わりつつある現在においてこうした作品が描かれるあたりに、著者がいかにこの競技が好きかが現れている、そう思いました。

★★★ Excellent!!!

――

まずは描写が素晴らしいと思いました。
状況がわかりやすく、イメージが浮かんできます。
私もバトルアクションを書いているので、是非参考にさせて下さい(笑)
描写もいいですが、ストーリーもおろそかにされていなく、非常に楽しめました。
お勧めの作品です。

★★★ Excellent!!!

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皆さんのが絶賛していたので読んでみました。
初めは正直言って「格闘技……女の子だらけ……うーん……」という感じでしたが、ショーコが出てきたあたりから面白くなってきて、熱い展開にページをめくる手が止まらなくなりました。
私も何か夢中になれるものがほしい。自分に打ち勝ち、前に進み続けたい。そう思わせてくれる素敵な作品です!!

★★★ Excellent!!!

――

これ……本気で格闘技に取り組んだ人でないと書けないですよね、あの描写。
さらにその本格的格闘シーンから展開されるストーリーがまた熱いのなんの。
新人戦決勝では本気で怒りに打ち震えてしまいました……!
そして最終的にはさわやかにスカッと終わる!!
これこれ! 最高のエンディングじゃないですかー!

お色気やギャグ要素も程よく散りばめられていて、飽きさせられることなく最後まで勢いよく読ませていただきました。

★★★ Excellent!!!

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格闘技の知識、描写、熱意。全てにおいて一級品!

それが、この作品です。

数々の試合のシーンや主人公ユーハの特訓など、あらゆる技術や知識が縦横無尽に駆使されれいて、とにかく作り込みが凄い!

また、格闘技の技術だけでなく、精神面の描写も随所にあり、ここまでのクオリティは作者様が格闘技を愛していなかったらけっして生まれなかったと思われます。

格闘技の小説を書きたいと考えている方はぜひこの作品を読んで参考にしてみてください! きっと得るものがたくさんあると思います!


あと、シーサー君!
ただのマスコットキャラの皮をかぶったエロ親父かと思ったら、最後の最後で「ええー!?」と驚くような活躍をしましたね(*^^*)
それはいいとして、中身おっさんのくせしてユーハの膝の上に乗っているんじゃないよ! そこかわれ!

★★★ Excellent!!!

――

本作は総合格闘技・武道をテーマにした青春小説です。

親友に引きずられるようにして裏茶道部という名の総合格闘技サークルに入ることになった主人公のユーハでしたが、先輩や親友の試合観戦や、苦い過去との邂逅を通じて、少しずつ自分の意思で戦うということと向き合うようになっていきます。


もっともユーハの“成長”は必ずしも綺麗なものではなく、十二話で示されるような薄暗い感情の発露でもあるということは無視できません。しかし、それまで何かにつけ斜に構えていた少女が、全力で何かに取り組むというのは、ただそれだけで人の心を打つものです。


また、武道が「人を殴り、倒す技術」である以上避けて通れぬ暗い一面をしっかりと描いた点も素晴らしいと思いました。こうした武道の暗い一面は、ユーハの暗い感情とも重なってくるのですが、その上で胸がすくようなさわやかな結末を描いているのも好印象です。この辺り、勝ち負けのある世界での武道・格闘技を取扱いながら、漫画の『刃牙道』や『喧嘩稼業』とはまったく違った場所に着地している点も面白いと感じました。


文章の完成度は高いです。単に平易な文章というだけでなく、シーンごと内容に合わせて緩急や硬軟をつけた書き振りで、メリハリが効いているので、しっかり作品にのめりこむことができると思います。ぴんと空気の張りつめた初めての試合観戦、想像するだに苦しいスパーリングのシーンなどは、特に読みごたえがありました。もちろん豊富な格闘技経験に裏打ちされた(それでいてテンポを落とさないために大胆に情報を削った)バトルシーンも、安定して面白いです。


二点、気になったところを。
一点目は、やはり十二話のある描写ですね。狙いは前述のとおりかなと思うのですが、それにしてもそれまでとのトーンの差に違和感を覚えたのも事実です。
二点目は、シーサー君の扱いです。師匠兼マスコットキャラとして登…続きを読む

★★★ Excellent!!!

――

女の子たちがひたむきに戦う小説。
トレーニングの描写とかすごくリアリティがあります。
ひたむきに頑張る女の子たちの姿というのは誰が見ても美しい。

作者様がこの作品に愛情を注いでいるのは一読してわかります。

小説の技巧的には真っ向からのストレート勝負だと感じました。
小細工してない。好きなものばかりを詰め込んでいる。
作者と読者の距離感を詰めるのって難しいじゃないですか?
(すくなくとも僕は苦労しています)
でも、作者様は伝えたいんですよね。みんなに伝えたいんですよね。その気持ちが小説の枠を超えて、ほとばしっています。

……そもそも題名が『前に進めば痛くない!』ですもんね(汗)。

★★★ Excellent!!!

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まさに王道な現代アクションのスポーツ小説でしょう。登場人物も個性があって感情移入がしやすかったです。

熱い展開ばかりではなく、緩急がきちんとした構成になっています。構成能力の高さがうかがえました。

総合格闘技という一般的にはメジャーじゃないスポーツだからこそ小説として映えるのかもしれませんね。

今後の作品にも期待しています!

★★★ Excellent!!!

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望むはただひたすらに強さだけ。
あいつに負けない強さだけ。
あいつを超える強さだけ。
あいつに認めてもらえる強さだけ――。

これは格闘技に興味などなかった女の子が、友のために立ち上がるアツい青春物語。
しかも登場人物たちの様々な過去、心に抱えたわだかまりが見事に組み合わさって話が進み、大団円を迎えるまでぐいぐいと引き込まれる展開の良さがある。
リアルに描写される格闘場面、修行風景には読んでいるこちらまで気が引き締められた。
現に読み終わった今、とても体を動かしたい気分に満ち満ちている。

さて、私も鍛錬に行こうか。

★★★ Excellent!!!

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面白かった――ッ!!
読みやすい文章、非常に丁寧な描写の積み重ね、抜目のない伏線の回収といった高い構成力に加え、スピード感と迫力に満ちたアクションの描写、小難しすぎずすっと頭に入ってくる格闘知識の数々。そして活き活きとした生命力と魅力にあふれた登場人物たち。間違いなく名作です!
地道な特訓の描写は、人によっては退屈かもしれませんが、私は格闘技うんちく満載で面白く読めました。苦しさに耐えながら、なにくそとかじりついて行く主人公ユーハの姿に、拳を握りしめて応援してしまいます。
ストーリーは概ね紹介文にあるとおりに進んでいくのですが、いよいよショーコとの対決となった段に、〝ある不安〟があり――そこからの捻りと返しがまたうまい。非人間的な暴力女といったおもむきだったショーコが、それまでの印象を一気に裏切って素顔を見せるくだりは、伏線の回収と相まってぐぐぐっと引きこまれました。それに合わせて、ネコにもそれまで隠していた事情が明らかになり……。
この作品はタイトルのセンスが素晴らしく「これだけでもう勝ったようなものだな」と思っていたのですが、掛け軸の言葉として作中に登場するそれに対する、ユーハの意識の変遷もまたドラマの良いアクセントです。
キャラクターの成長、努力、勝利、友情。真っ直ぐで美しい、王道の青春が、あまりにも眩しく、爽やかです。とても良い物を読ませていただきました!

★★★ Excellent!!!

――

素晴らしい作品でした。
まず、文章。
なくても文意が伝わる主語、指示語、接続語等は省かれ、非常に良くトリミングされていて、テンポよくリズミカルな文章になっていました。
それが、臨場感のある試合模様やトレーニング場面につながっていたように感じられました。
軽快な語り口もトリミングされた文章にあっていて、作品の世界観を演出することにも効果的だったと思います。

キャラクターも誰もが個性的で生き生きとし、だけれど奇抜すぎて鼻につくということもなく、
非常にうまくバランスをとって描かれているなと思いました。
それぞれがそれぞれに、地に足のついた悩みを抱えており、
それが彼女たちに現実味と人間らしい魅力を与えていたからかなと思います。
ネコみたいな友達ほしいですw

構成面も良かったです。読み終えるとそれまでの展開にしっかりと1本の筋道が通って今ことが分かり、
また、主人公、ネコ、ショーコの主要3者が全員終盤で繋がるところも巧みでした。

女子格闘技の世界がよく描かれていたことも魅力です。
前述のように、口語体の砕けた文体と書き手の方の格闘技についての豊富な知識、そして日常の描き方によって、
無理なく作品の空気感を作り上げていました。

ネコにショーコが汚い手で勝つ場面は物語を大きく動かす転機として、素晴らしく機能していていました。

また、主人公の特訓の様子が緻密に描かれていたため、
彼女が「前を向いても痛いものは痛い」から「前を向いていれば痛くなくなるはず」そして「この人のように強くなりたい」と変化していく様子に説得力がありました。
特訓描写と心の声が相まって、たいへん力強く成長と挑戦していく気概を感じることが出来ました。

ただ、いくつか気になった点もありました。
まず、文章がよくトリミングされている、と書きましたが、
その一方で、少し削りすぎて、その場面の状態が少しだけ分か…続きを読む

★★ Very Good!!

――

走る事からウオームアップから筋トレと細かい知識をわかりやすく説明口調にならず一人称で語っていく過程が努力と成長過程を表現しています。スポ根小説は初めて読みましたが、最初は入り込めない上に格闘技に馴染みがないためただ字を追っていくだけでした。沖縄辺りからググッと小説の中に引き込まれていきました。やっぱり主人公がやる気になったせいでしょうか。中でも異彩を放ったシーサー君。油断も隙もありません。何にも教えてないのに……決める時は決める。やる時はやる。ただのマスコットではなかった。
ケンカはダメだよね。ズルも。正々堂々と真っ向勝負。恋愛なしの友情と汗と努力の青春ストーリー。

★★★ Excellent!!!

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格闘技に詳しい人が書いてると、よく分かる文章でした。戦闘シーンにおける筆力が高いです。空を切る音や衝撃が、演出力高めのエフェクトつきのアニメ絵で脳内再生されました。非常に楽しかったです。


過去にトラウマ抱えて少しすれた感じのする主人公と、天真爛漫でガンガン突き進む相棒というキャラのバランスが良いですね。突っ込みどころ満載のマスコットと人の話聞かない先輩というサブも良い味出してると思います。


個人的には、総合格闘技に身を投じた「裏の理由」の物語。ネコやショーコ(特にネコ)の事情が面白いと感じました。何故ケンカの暴力は駄目で、格闘技を求めたか、ですね。

★★★ Excellent!!!

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 かつて剣道と少林寺をやっていた身としては、いざ格闘技を文字で書くとなると、説教臭くなく表現する事の難しさを嫌になるくらい知っています。
 調べたが故に、知っているが故に譲れない……そんなさじ加減が必ず出てくると思う。
 今作はその辺のさじ加減がまさに絶妙。説明描写もうざく感じない見事な仕上がりです。

 勢いあるスポ根、楽しかったです。

 最後に。
 女子高生視点で書き上げられたのは、大成功だと思います。

★★★ Excellent!!!

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内容的に盛り上がるシーンが多くて始終楽しめました。
王道と邪道のバランスが心地いいです。
足腰を傷めないスクワットのやり方とかの説明も、話の腰を折るような薀蓄コーナーではなく、ストーリーの自然な流れに溶け込めていると思いました。
リアルな格闘描写はコミカライズにとどまらず、むしろアニメ化あるいは実写化で再現された動きも見たくなりますね。

★★★ Excellent!!!

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女子高生の総合格闘技ストーリー。
美少女たちが格闘技に汗を流すわけですが、とにかく作者様の取材力と知識量が半端じゃないです。

さらには主人公ユーハちゃんの、メリハリの効いた一人称。年齢相応の心情描写からコメディパートのツッコミ役まで、スムーズにこなしています。ボキャブラリーも修辞も申し分なし。

物語も正統派を貫きつつ、たまにツボを外して来る緩急の良さが光ります。
一緒にスポーツを始めた友達、頼りになる先輩、おちゃらけた師匠、宿命のライバル…全ての要素が無駄なく交錯し、ユーハちゃんを巻き込んで行く。

宿敵ショーコとの決戦は手に汗握りました。さらに、昨日の敵は今日の友とばかりに、新たな友情を育む熱血スポ根展開。
敵にもドラマがある、細部にまで行き届いた構成力も魅力的です。

文句なし、花丸です。ときどき挿入されるお色気ギャグも絶妙。サービスシーンかつ読者の息抜きも兼ねていて、本当に隙がない作品でした。

★★★ Excellent!!!

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少女たちの努力する姿と、その成長を描いた本格格闘技青春もの。

完成度が高すぎて文句のつけようがありません。
試合のシーンはもちろん、練習や特訓のシーンも、本格的に描写が行われています。
しかも丁寧に、素人にも分かりやすく。
比較的一般人な主人公と、それを取り巻く個性的なキャラクターのやり取りも魅力的です。
あとシーサーくんかわいい。

とにかく、読んで絶対損はないということは断言できます。

★★★ Excellent!!!

――

挫けそうになるくらいつらい努力の先にこそ、それに見合う結果がある。
経験に裏打ちされた確かな描写が、そこに説得力を感じさせてくれます。

中盤あたりから一気に引き込まれ最後まで読ませてしまうストーリー展開は、どこぞの回りくどい小説を書いてる誰かに、見習わせたい見事なものです!

なぜか組み込まれているファンタジー要素なども楽しみつつ、青春格闘小説の世界をご堪能ください。

★★★ Excellent!!!

――

女子高生によるスポ根もの。

総合格闘技を題材にした作品で、少年漫画のような王道ストーリー。でも登場してくるのは女の子なので、熱いお話だけどその一方で女の子特有の繊細さや可憐さなどが見え隠れしていてとてもよかったです。

作品としても、起承転結がしっかりしており、メリハリがきいた展開に読んでいて飽きがきませんでした。そして構成がしっかりしているからこそ、スッキリとした気持ちで読み終えることができ、作品の余韻が素晴らしいものになっていました。

これは傑作ですね。この作品と出会えてよかったです。

★★★ Excellent!!!

――

こんなに面白いのに、なぜ僕が初レビューなのか。格闘技観戦には興味なかったけど、一気に読んでしまった。心の中でめっちゃ応援した。総合格闘技ってこれほど盛り上がるものなのか。

これは女子にして正解だ。どんなに汗をかいていても、どんなにストイックに訓練していても、汗臭くない。寝技も純粋な目で読むことができた。男だったらムサいだけだ。
単なるスポコンだけじゃなくて、友情も絡んでいるのがいい。女子同士なのに、さらっとしたつきあいなのもまたいい。逆に恋愛要素は皆無。それもいい。
あと、終わり方もよかった。あそこで終わらせておいて正解だ。

何でもいいから格闘技やっておけばよかったなと思った。マジかっこいい。