「見る」を含む小説

エレギオン発掘に執念を燃やす港都大考古学部。協力依頼を受けたクレイエールはコトリの提案により全面支援を決断。二千年の時を越え次座の女神はエレギオンで何を見るのか。

夏にしがみつく手を離すお話。 「カクヨム甲子園2019」【ショートストーリー部門】中間選考通過ありがとうございました。

秩序宇宙の汎ゆる可能性が収束の果てに砂となって辿り着く隔絶異次元・終端時空漠クレプシドラ。時間の概念すら存在しない世界の中心に設置された〈機械〉は、降り積もる砂が持つ本当の意味を…

俺とは何かと関係のあった元刑事で、現在は保護司をしている男から、相談に乗ってくれと頼まれた。 自分がボランティアで柔道を教えに行っていた、児童養護施設の出身者の『少年』が、何と今…

人間には見ることが出来ませんし、気づくこともありませんが、 人間が住んでいる街には、その街を守る天使がいます。 天使たちは、それぞれの街を守ることを神様から言い付かり、 人間に見…

祖父が死んで十年目のお盆が来た。その準備に勤しむ律子には祖父に対する後悔があるばかりだった。 そんな鬱々とした律子は鬼灯に亡き祖父の面影を見る。 ※残酷描写有りを念のためつけて…

よく晴れた真夏の昼下がり、人の少ないビーチに開かれている海の家。私はタープの作る日陰の下で、ひとときの午睡に夢を見る。一年前の夏、このすぐそばで起きたことを。 (ノベルサイト…

ある日、自殺志願者の少女の前に、死神と名乗る青年が現れた。 少女は死神と出会い、生きたいと願うようになる。そんなハッピーエンドで終わるお話。

　バイト仲間の山波さんがいつもくれる飴は、口の中がキューっとなるような、砂糖のサの字も感じられない、振りきった『レモン味』だった。 　彼女とは年もおなじでシフトがかさなることも…

週刊木製ロマンチカ、人気コーナーである零感倶楽部では毎回、読者の情報を頼りに心霊記事を書いていた。 ベテラン記者の瞬と力の元に新入りが加わり、新たな体制で怪異に挑んでゆく三人だ…

「僕って晴れ男なんですよね」 何気ない言葉が史上最強の雨女の逆鱗に触れた！ 飛び交う怒号にむせび泣く親友。そして飲んでも飲んでもなくならないワイン。 何度目かわからない乾杯の先に…

昭和20年の春。新緑溢れた横浜市郊外の町に、一人の陸軍飛行兵　海村雄吉少尉の姿があった。21歳のこの若者は特別攻撃隊への編入の命を受けて、それまで所属していた群馬県の館林飛行場か…

夢で見た人物や物を、現実に持って帰る方法がある。 神という傍観者、 夢に迷い込む男、 思惑にまみれる夢世界。 だけど僕たちは、現実に生きるべき。 その現実が、誰かが昼寝中に見てい…

アメリカのニューメキシコ州ロズウェルーーそこは、１９４７年にＵＦＯが墜落したとウワサされる町。 ２０２２年７月。そんな町に、一人の日本人の少女が引っ越して来た。 彼女の名前は、昴…

会社をリストラされた月林雄太は、その帰り道に異世界召喚に巻き込まれてしまった。 勇者に相応しいスペックを召喚高校生達が見せる横でフォロー不能の外れスキル「不健康」「ぎっくり腰」を…

【いがみ合っているけど、内心意識し合っている系ラブコメ】 　『恋塚神社で運命の相手を願うと、赤い糸で結ばれる。しかも物理的に』 　『青春』に憧れを抱くも――青春作品に出てくる…

おっさん、ツクリテ、ファン子。この三人が見る、それぞれの世界。 ——全ては美しい音楽のために。

Pixivにあげてた作品をこちらにもアップしました。 不定期更新で行くのでどうぞよろしくお願いします。 ～あらすじ～ 「あたしって…だ…れ？」 謎の施設で目覚めた謎の少女。全て…

意中の少年を監禁することに成功した私。 いつもより近くで見るその顔は怯えていた。 あぁなんて、可愛らしいのだろう。 慧と呼ばれる私は蓮華という友人に手伝われ、少年、梨亜を監禁する。