「宮廷もの」を含む小説

　北には緑豊かな森が広がり、南には紺碧の海がどこまでも続く。 　けして大きくはないが、そんな自然の恵みがあふれた国土を持つ、フロシア王国。 　そんな王国の王女、マリーは、きつい口…

『毎週水曜日、お屋敷の書斎でラジオをかけながらお菓子を食べてほしい』。 中学二年生の私・杏奈が頼まれた、祖父母が不在のあいだ続けることになった不思議なお使い。 母は『これで成績…

軍に所属し研究や国防に努める魔術師、通称『宮廷魔術師』。国中の魔術師たちが憧れる、国家最高の魔術師集団。 主人公リザはその宮廷魔術師の中でも「若き国家の至宝」と呼ばれる。二十五歳…

魔王を打ち滅ぼした英雄たちの凱旋から、三年後。 “お人好し勇者”は一等級の領地を下賜され、一国一城の主に。 “腹黒僧侶”は宮廷に召し抱えられ、黒衣の宰相に。 “クソまじめ魔術師…

ポートフォリオと読みます。 違う作家様の作品その1話目を、推敲させていただく（！！）という企画です。 【自主企画】「推敲を遂行しよう。」 https://kakuyomu.j…

森に囲まれた村に産まれた一人の少年ジーク。 彼は生まれついての魔法の天才で宮廷魔法士にも劣らない、そんな魔法の使い手であった。しかしそんな少年に魔の手が襲いかかる。 村から出て目…

発売即重版がかかった富士見L文庫の新たな人気作「暁花薬殿物語」。 角川文庫×富士見L文庫　合同アジアンファンタジーフェアを記念し、特別ショートショートを公開！ 　薬師（くすし）…

〜あらすじ〜 海の底に存在する人魚の住む國、アクアブルー王國の女王メアリーは、人間を好きになってしまう。どうしてももう一度あの人間に会いたいと願ったメアリーは宮廷魔導師に頼んで人…

宮廷女官のミョンファは出世を目指すも上官から目の敵にされていた。そんな時、宮中で出逢った美麗の青年武官に、奇妙な取引きを持ちかけられると翌朝、王の寵愛を受ける"承恩尚宮"として王…

「カルテット」の番外編です。この作品単体では読めません。 旧作保存のためアップロードさせていただきました。 エル・ギリスの子供時代のタンジール宮廷の物語。 リューズやイェズラム…

技術大国ヌネイルで、『発条王』と渾名される恐妻家のエヴァンスランスは、今日も今日とて悪妻アンリシャンテにどやされる日々。 王后の怒声が響き渡るヌネイルの宮廷は、妾腹のエヴァンス…

魔法学校の卒業試験は使い魔の召喚。 このレベルによって将来の就職先が決まる。 極貧の中、双子の妹に良い暮らしをさせるために宮廷魔術師を目指すソーマ・ディアス。そんな彼が召喚したの…

18世紀ウィーン。 宮廷音楽家の彼が邸宅へ戻ると、不在中ある男が尋ねて来たことを知る。 生誕日当日に書いた短編。 某映画を見て某書籍を読んで作品を幾つか聴いて、私の中に固まった…

ハルファイン王国が誇る宮廷魔導師が一人―ルークランス・マーリンは、魔法の発展した王国をもってしても唯一無二の天才魔導師である。 そんなルークは幼少の頃より夢だった異世界召喚の魔法…

♢♢♢♢♢ 東の大国として名高い『橙藍(トウラン)』。 帝城のある賑やかな都の一角、花街。 花街で有名な高級娼館《華睡館》に身を置くユリィは、色や芸ではなく〈占〉を売…

グルネス王国の南東端にある「ハウス」　ここには、他のパーティ―メンバーを異形「アラトリー」に殺され、１人だけ生き残ったメンバーが集まって暮らしていた。 その中でも、特に年長者が４…

宮廷料理人となったメイリンは、ひょんなことから王に拝謁することとなった。 　王リーシンはなかなかの美男子だったが、身分の違うメイリンとは住む世界の違う人だった。 　そんなメイリン…

斉明天皇（宝）の一行は、朝鮮半島に兵を送るため、飛鳥を発ち、石湯行宮（いわゆのかりみや）に滞在する。その港である熟田津（にきたつ）から月を望む額田王は、長く宝に仕え、その衰えをつ…

めずらしい黒髪黒目、異国人の血を受け継ぐユウリは、たった一人で魔女の店を営んでいる。「人の不幸を食い物にする」という悪い噂のせいで、店を訪れる者など誰もいないはずだった。 そん…

　生まれた時から泣いたことがなく、魔力を持たない主人公。 　そして、魔力の才能を持ち、泣かない主人公に変わってよく泣く癖を持つ幼馴染。 　幼馴染は、宮廷魔術師を目指し、都市部の…