文書が読みやすくてサクサク読めた。
物語の山場では先が気になってスクロールの手が止まらない。
タイトルに1話完結って書いてあるのにすごく発展できそうな内容で、どうやって纏めるのかなーとワクワクしながら読んだら最後に号泣。
「自分が嫌われていて、だから助けてくれない」という発想は、主人公の作り込みが良くできていると思った。
例えば神を信じる人がいて、信仰心が心の拠り所にはなっても神様は実際には助けてくれないように、
「精霊が本当にいても自分にはわからないし、存在しても直接助けてくれたりなんかしない」と思うのかなーと思ったけど、
今までの人生で「精霊に愛されていない」と痛感しているからこそこんな自虐的な発想になるのかーと。
そしてその考えが本当だったら、と想像して読むと「どう話が発展するの⁉︎」とドキドキ。
ファンタジー好きにオススメです。