「百年 ファンタジー」を含む小説

聖女の位を継承した幼い王女とその女官が、国が滅びゆく中で最後の時間を過ごす短編です。 ※pixivなどにも掲載しています。

魔女が神から人を守ってから二百年。人間が魔女の住まう国に訪れた。人間は魔女を信じ、愛し、やがて世界的な小説【人が神になるまで】を書き上げ、世界の聖書となった。その人間がどのように…

太古、全ての人間はどこまでも続く広大な大地で暮らしていた。 だがある時代、天の神と地の神の争いにより地上は荒廃。 とても生きていけない世界になってしまった地から逃れようと、新…

（あらすじ） 『ザッケウス市橋』 内海に向けて建造中の、対岸に渡ることのできない橋。 百年の時を経てもなお、完成の目処は立っていない。 それでも、人々は通行料を払ってまで、この橋…

この小説は、「泪の君」という祟り神を信仰しつづけ三百年を生きた少女「エルナ」が、 彼女の唯一の親友であり、同じ泪の君の信徒である「バーンシュタイン」の看取りに向かう途中で、 彼女…

宝石国の皇帝は代々、カラヴィンカと呼ばれる特別な皇女が天の力で指名する。皇女キランに選ばれるため国入りするティフィスを追ってきた血色の髪の賞金稼ぎイールは、夜の王宮で思いがけない…

英雄電機ヒロイックロボがもうすぐ完結するので、その後に書く予定の作品のお試し読み切り版です。 かなり風変わりな作品ですがいかがでしょうか。 小説家になろう、カクヨム、ノベルアッ…

五百年の時を経てめぐり逢えた黄金の王と運命の乙女。全ての人々を幸せにするため、そして幸せになるために旅する二人が向かったのは港町トマ。海の見える屋敷でのんびりと夏を過ごすはずが、…

幸せには必ず終わりが訪れる。 その言葉は僕へ向けて大切な女性が放った言葉だった。 だけど僕は思う。 終わりが訪れてもまた始まることもあると。 僕は人生で二人の女性を愛した。 一人…

　僕らは魔法の深淵に至る道を歩む、 　魔導師と魔道士 　死が二人を分かつまで師弟と誓った、 　古の魔法を司る魔法使いだ。 ◇ 「魔法の全てを白日に」 　魔法統制会議によって…

　ふと気づくとそこは見知らぬ洞窟だった。 　プレイヤーが存在しない地域の人々は新たな能力や技術を獲得出来なくなってしまう世界。 　そんな世界に存在する国の一つサピエ王国では、百…

　これは、今より遥か昔の話。 　セカイには人族と魔族が争い、種の存亡を懸けて幾百年も戦い続けていた。 　しかし、遂に終止符が打たれた。 　人族に、精霊の加護を得た『勇者』が誕生…

『霊獣戦争』が終結してから二百年の時が過ぎた、獣歴《アニマベルシ》七百年。 幼い頃に両親を亡くした少年、シノハラ・ハヤトは霊獣士の修行を終え、三年ぶりに帰還した故郷フィリア共和…

神々に魔術を放って死んだと思ったが、不老不死の魔術で生き延びたらしい魔術師リーデリア。──目覚めたのは、百年後だった。 生きていたはいいが、魔術師の証を無くし、さらには家も無け…

五百年以上のときを生きる吸血鬼。真紅の髪と翡翠の瞳をした彼女を人はいつしか紅血姫と呼んでいた

人間と魔族が数百年ぶりに戦争をする中で、世界最強の『勇者』であるフェルミット・ベイルは前線で頑張って戦っている割には周りからの評価が良くなかった。彼が心安らげるのはむしろ、戦場で…

ペンが走り出す。数百年以上昔からかけられていた継承者を示す魔法。俺はそれを見て《そのとき》が近いことを察した。 雑記帳のページをめくり、そこに書かれた自分の名前を指先でなぞる。つ…

『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』、7日目のお題に挑戦した作品です。グリム童話の茨姫オマージュ、百年眠って…

「つまらない死に方を選択するのではなく、百年に一回ある『最後の三分間』で死を迎えるのはどうかと提案しようかと思っただけです。もし気になるようでしたら、私に付いてきてください。次の…

　ラング帝国と、北のアレニア王国との百年に渡る戦争が終結したのは、帝国の大貴族フォルツァート侯爵家の侯弟フォルテが、十歳の時のこと。 　侯爵家では王国からの人質、王子シャーリーを…