「昔話昔話」を含む小説

川で婆さんが洗濯していると、どんぶらこどんぶらこと大きな握り飯が流れてきた。その中身はなんと、息絶えた赤ん坊。握り飯が鬼のものだと察した婆さんらは早急に村を発つが、鬼の襲撃を受け…

土地の名主を務める嘉平の年老いた飼い猫「たま」は、ある春の夜、嘉平に暇乞いを願い出る－－。 正月ということで古典風の人情噺を書いてみました（三が日に間に合ってませんが） 現代的…

超絶怖がりの小学生ゆうき。登下校中なんて怖さMAX。ある日良いアイディアを思いつく。昔話でも唱えながら歩けば怖い気持ちも和らぐのでは？　そんな思いつきがおかしなモノを引き寄せて──

夢を叶えて作家になった僕はなぜか一部が津軽弁でなければならないエロ小説を書くことになってしまう。しかし僕は標準語しかできないので、仕方なく津軽弁ができる祖母に会いに行く。さり気な…

山奥の社祠に祀られる日本の女神が、ひょんなことから異世界に吹き飛ばされる話。

あの昔話がとんでもないことに？ 耳なし芳一オンステージ！？　ウサギとカメがカーレース！？ リメイクの名の下に昔話が魔改造。何がどうしてこうなった！ 部長と部員の掛け合いでお送りす…

Y○uTubeの広告みたいな「いきなりなんの話やねん。でも割と気になって見ちゃう」ような、様々な物語の唐突に始まって終わるワンシーンをご紹介します。もちろん物語は私自ら創作したも…

濡れ衣を着せられ切腹させられそうになった総十郎と妻タカは、雪の中を必死に逃げ出したが…。

私の住む街には神名木という木が生えている。 その木にはいろんな言い伝えがあり、私はおじいちゃんからその話を聞かされて育って来た。 楽しそうにおじいちゃんが話してくれる笑顔が大好…

新しい浦島太郎をご覧ください。

あかいりゅうの子がくらすプーカ島では、ふしぎなことがあたりまえにおこります。ことばは通じない、おたがいがなにを思っているのかもよくわからない、それでもなんとなくのどかにすごすおは…

四十八歳と言えば、孫がいる年頃のお絹。とっくに亭主に幻滅しながらも生き地獄の日々を送っていた。だが、とうとう堪忍袋の緒がブチっと切れた。

桃太郎、それはこの世の『嫌な部分』が産み出した怪物さ。 これはフィクションです。 ギャグです。時代背景？なんですかそれはw

　とある国の傲慢な王様は、魔法使いと名乗る老婆から『魔法の石』を手に入れました。 　するとどうでしょう、魔法の石を手にした途端、王の願いは全て叶ってしまうではありませんか。 　し…

昔々の事 人生なんて思うようにならないもの。お夢は嫁にも行かずとうとう70歳になっちゃった。 朝、自分の体が動かない事に慌てるが…。

昔々あるところに、、、 ここから始まる話は無限大。 そんな昔話のひとかけら。 悲しいのか、怖いのか、優しいのか。 答えは一つじゃない。 桐山葉（riverbookG）

　もとはわずか4600字程度の「私が泣いた理由」という、とある短編のコンテスト応募作です☆ 　題名は似ておりますが、誰もが感動するあの絵本の超傑作とはまったくの別物であるので要…

昔々のことだった。 太郎さんは気がつくと知らない場所にいた。 ちょっぴりホラーで、読んで気がついたらクスッと笑えるお話です。

何も持たない「俺」は王のおふれを耳にする。 黄金城という街を見たものには、お姫様と高い地位をやるという。 誰も聞いたことのない街を、姫だけが知っていて、結婚の条件に求める。 不思…

　とある国の、腕利き花火職人が大怪我をしてしまいます。 　彼の前に現れた悪魔は言いました。 「その腕を治してやるよ、かわりに命を半分よこしな」と―――。 ※五分で読める読み切り…