「流れ者」を含む小説

　これは、もうひとつの宇宙の可能性の物語。云うなれば、全く別の宇宙で起きた現象。 　大惑星ジュピターの姫君ラオンは、ある日誰にも内緒で城を抜け出す。貨物シャトルの荷台にこっそり…

エレメントは「芸術表現」「ピアノ」。30分で書き下ろした掌編です。一人称。

跡取りとして育てられた領主の娘、ロートラウトと流れ者の異民族タマラの甘酸っぱい交友を書きます。 百合路線で行きたい！と思いつつも、前置き設定がながい( ´_ゝ`) 貴族など細…

　流れ者のビンセントは、行きついた村の農業を手伝いながら、仲間と供に魔物から村を守っていた。 　ビンセントが生まれるより遥か昔から、魔王が率いる魔物達と精霊やエルフ、そして人間と…

流れ者の稲次郎は真冬の北海道で日雇労働者として護岸工事に従事していた。ふとしたきっかけで年上の明子と出会い、そしてふたりは恋に落ちる。しかし行方不明にしていた夫が帰還し、二人の運…

　長らく続いた戦乱の世がようやく終わり、町には帰還兵が溢れ、そしてあぶれているアトラス大陸。 　主人公エドバーグもそんなあぶれ者のひとりだったが、運よく軍時代の上官セルヴィと再会…

ザイラスを追われ無位無官の身となったフレッドの下に、ブルートが訪れる。 ザイールの領主叙任式に、怪異と戦った騎兵フレッドも招かれたのだ。 皇帝生誕祭に沸く皇国首都シルヴァレートで…

大陸二大強国の一つの重鎮として名を知らしめた若き英雄も、 今は名を変え両親と流れ流れて異国の辺境州に身を寄せる一人の若者である。 彼はこの平和で、のどかな村にて両親が穏やかに過ご…

野盗や追い剥ぎの跳梁する殺伐とした時代。 ある小さな村へ、一人の卓越した剣技を持つ流れ者が現れる。 「虎」と名乗ったその男は長大なカタナを武器に、瞬く間に野盗を斬りふせるが―――…

兄を殺された少女アイオン・バークワースは復讐を望み、人を殺せる人間になるべく銃の修練に励んでいた。村で起きている事件を解決するためにやって来た流れ者の探偵ギィ・デュバルに「子供に…