「少年→青年」を含む小説

オレは染（ソマリ）の背中に回り、ゆっくりと抱きしめた。彼の白いゆびさきまでオレの体温があたたかに伝わるように、と。 2018年に書いた短篇が発掘されたのでひっそりと公開しま…

　青年が祖母の墓参りに行くと、墓場でピザを食べながら、サラリーマンの死体を分解している少年に出会う。少年は自分のことを狩人だという。青年と少年の儚い刹那の物語は、そこから始まった。

ある一人の男の手によって生み出されたものがありました。それは誰よりも美しい見目と清らかな心を持っていました。けれどそれはなによりも悪でした。 （＊差別の意図はありません） 　テ…

親から貰った名前を捨て、記号名になったゾーテは、家を出てタタラ先生の寮で暮らしていた。 タタラ先生がいない週末。 『メモリオール』を奪われた先輩。 名前を捨てた幼馴染。 空を…

ーーーこれはどこかファンタジーと現代が融合した異世界？の話、 2021年7月、妙に日本っぽい国【旭我(キョクガ)】のスラムに住む青年サイム 彼の運営している冒険に失敗ばかりのダメ…

「この世界には、アルカナを持つ子たちがいる。君も暇なら見守るといいよ」 ＊＊＊ タロットと共に生きる２２人の少年や青年の話です。 基本的には、一話完結型で、微かな繋がりの長…

魔術学園に推薦してもらえず、夢破れた少年レフィは在野で魔術の腕を磨くために賢者リューク・アルハーレンの住まいを訪ねる。しかし、そこにいたのは、リューク・ファルハーレンという、賢者…

身体が弱いために家に引き籠もっている少年と、その少年の世話をする青年の物語。 #novelber（https://twitter.com/Fictionarys/status/1…

恋愛って言えば恋愛だけど、恋愛要素はほぼ無いのでご注意ください。 少年〜青年にいかない時期の男子の日記。某・国民的魚少年もそうだと思いますが、男子は三日坊主どころか、1日で終了…

有井まもる(12)、藤谷透(28)は、親戚でも、知り合いでも、ましてや恋人でもないが、同居している。「なんでもない」2人が暮らしている姿を、少しずつ切り取っていく。 少年と青年が…

2020年の夏期休暇から 2015年の夏期休暇へ 時間旅行の果てで 「ボク」が取り戻したかったモノとは ・‥…━━━・‥…━━━・‥…━━━ SF要素は淡いです。 タグが表す…

僕は土に還りたい。 生まれる前の姿になって、正しい姿で芽吹いて、あの人の希いを受け入れる、優しい花に、なりたいんだ。 ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:* 焼き切…

S宿署の新人巡査、碓井龍麻は深夜の繁華街を警ら中に子供の姿を見た気がした。その子供を追って薄暗い路地裏へと入った龍麻は、道の真ん中で膝に顔を埋めて泣く少年と出会うのだが…。 現代…

その痛みは 語れば やわらぐか？ 武士の放った火が都を焼いた—— 突如として、反乱を起こした武士集団・矢頭奴(ヤズヌ)によって貴族政権は崩壊。戦乱の世が幕を開けた。人々は都復興…

　この修道院に連れて来られるのは、複雑な事情を持った人ばかり。だから僕にも居場所を与えてくれるし、お蔭で幸せな日常を送ることができている。 　そう、僕は幸せなのだ。あの日、あの…

終末世界の片隅で出会った、正義感と猜疑心の強い青年と、よその星から来たという星の王子様的な男の子の話。全二話予定 ※小説家になろうにも掲載中

　大陸の裳裾にしがみつく小国・クストルでは、王位継承の典礼を控え、国中が浮き足立っていた。けれど渦中の王太子・ライゼは、王権の継承を前に不安を隠せない。 　そんな少年王太子へ、異…

雨が降ると、彼は必ずそこにいた。 どうやら彼が雨を連れて来ているらしいが、ぼくには、雨が彼を連れて来てくれたようにしか思えなかった。 雨降る日の短篇。 少年同士のボー…

（2010年初稿。フォルダから見つけたのでカクヨムに公開します） ※6/26 20:53 章立てにミスが起きたので修正しました。 　ちょっとボクシングが好きな普通の少年・サニー…

流れ星に三回お願いしたら叶うって、一体誰が言い出したんだろう？ 「いいこと思いついた。流れ星が消える前にさ、捕まえちゃえばいいんだ。そしたらお願いし放題だよ」 リューとウィル…