「喰い」を含む小説

その者、 あらゆる怪異を引き受けるという。闇に巣喰い闇を喰らいし跳梁跋扈、魑魅魍魎を喰らう者。 その周りには自然と異形が集まった。 さぁ、今宵。 新たなる怪異の幕が上がる。

三題噺企画。お題は人喰い、深海、ハンガーでした。 「トマソンて建造物じゃね？」とか硬いこと言わない。 もう一個書きました。お題は「春休み、コンクリート、エビです」

とある夜の山中にて、修験者は人喰いの鬼を討ち取った。 長年麓の人々に恐れられていた鬼は、それはそれは美しい娘だった。 涙する鬼女が修験者に託した、最期の願いは――

「あの肉」が食べたくてたまらなくなった俺。売られていない非合法な赤い肉。 肉の魅力に抗うことができず翻弄される男の話。

　主人公、白神ゐすゞは不幸の素因となる憑き物を食べ、人々を幸せにする神、であった。しかし、幸せを求めて全国から神社に人々が押し寄せ、あまりにも多くの不幸が持ち込まれた故に食べ残し…

拙い文ですけど読んでもらえれば幸いです 1話一万字を目指して書きます

花を食べる悪癖がある少女は人目を避け、自ら塔の中に閉じこもった。 食べることがやめられない少女の前に、夢喰う魔物だと名乗る青年が現れる。 青年は言う。「君の夢をくれれば、願いを叶…

ひどく暑い夏の日、この郊外の閑静な町でまた左手首から先のない死体が見つかった。 俺は新米刑事の真島と捜査班に加わり、今日も夏の日差しを記憶に焼きつかせながら犯人を捜し歩く。 腕…

ほんとはいつも、食べたくて食べたくて仕方がないんだけどなあ。 ひきこもりの女子高生ユキは、「人食い鬼」のスバルとヒビキと出会う。 「鬼」と「人」をめぐった、悲劇が始まる。 …

「僕と妻には二人だけの秘密がある」ホラー・ミステリーである表題作（トウロウ）、「最強の殺虫剤を作るには」（博士を乱した数式）、「未来を見てみたい」（Time）他、SFからラブコメ…

■あらすじ 　海に面した平凡な都市・皚貴市。 　この街では今宵も、人知れず誰かが命を落としている。人の魂を喰い、肉体を貪る異形の化け物――――厄叉が静寂の街に跋扈しているのだ。 …

18歳選挙権という大義の下、公然と宗教活動と選挙活動が一緒に渦を巻く現代、同じ高校だったという同級生から急に逢いたいと連絡を受けた誠一は、暇つぶし程度に逢ってしまう。 それが、…

アメレイの国の東側の丘には一年中、花を咲かせる桜の木があった。アメレイ国民達は決してこの丘に近付こうとしなかった。 この丘には真っ白な髪、血のような紅の瞳を持った人喰いの鬼が住む…

平安京の警察官・検非違使の成澄が美しい双子の田楽師や巷の陰陽師と謎に挑みます。貴人連続殺人事件？ 屍に散る花には噛み痕が…

人が連続で悪夢を見るようになった時、『夢喰い布団』は現れる。今宵、俺の部屋にも、そいつが敷かれていた。