「歴史短編」を含む小説

帰り道にkokiaさんの歌を聞いていたら急に頭の中にイメージが湧きあがって、帰宅してからパソコンに向かって１０分くらいで書き上げた短編小説です。

幼い頃の黒歴史が実は未来への布石だったというお話です。

生き方を問う

桃太郎の原型無しリメイク。 桃納言と呼ばれ、民衆に慕われる桃の大納言。彼は悪事を働く都の貴族に命を狙われ、都の外に逃げ出した。 武士、ろくろうと知り合った彼は、都の貴族を鬼に見立…

1800年代のイギリスを出発した探検隊。だが、彼らを待っていたのは地獄の道。 その地獄から生き残った一人の青年がいた…… （なろう、ノベルアップ＋様にも投稿しておりますが、問題…

太平洋戦争末期。 夫の戦死を伝えられた「私」は、涙の一つも見せず飄々と生きていた。 ※初出：エブリスタ『三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第133回「私が泣いた理由」』…

☆☆ 武蔵坊弁慶は999回の決闘を膝を付くことなく、勝利し続けていた。 千勝目をかけて満月の夜に五条大橋へ行くと、白装束の童がいた――― 　 真実はかようなものだったのかもしれな…

時は天正十年六月二日、明智光秀謀反。京本能寺にて織田信長は討たれ、歴史の舞台から姿を消した。 ……そりゃＳＮＳ炎上するでしょ。いくらムカつくからって上司ぶち殺すとかヤバない？し…

正和3年(1314)晩春の頃。遠江国池田宿に立寄った“人狗”紀政綱（きの-まさつな）は、旧知の歩き巫女・麻乃に再会する。宿に住む武士から女の幽霊に関して相談を受けた政綱は、麻乃を…

　鎌倉時代末、正和2年(1313)9月。京都東郊の加茂河原で観月を楽しんだ京極為兼と従者達は、帰途を黒雲に変化する怪物に襲撃される。絶対絶命の危機を救ったのは、“人狗”紀政綱（き…

20世紀初頭エコールドパリと呼ばれた新進気鋭の画家たちの中でもひと際輝く巨匠ユトリロ。母の愛に飢え、酒に溺れ、その作風を激しく変化させていった姿を、独自の解釈と脚色でフィクション…

サングラスのおじさんは魚を釣るつもりはないが、今日も海に向かって釣り竿を振る。 訳：この作品は『第一回イトリ川短編小説賞』に参加させていただくために書かれたものです。最終日投稿…

雰囲気で書きました。 カクヨムWeb小説短編賞2020中間選考突破 第一回イトリ川短編小説賞銀賞　テーマ：たったひとつの望み

一応、SFです。どういう事かは読んで頂ければ分かると思います。

戦国の武蔵野に覇を唱える北条家。 しかし、足利幕府の名門・扇谷上杉家は大規模な反攻に出て、武蔵野を席巻し、今まさに多摩川を南下しようとしていた。 この危機に、北条家の当主・氏綱は…

戦国の武蔵野は、山内上杉家、扇谷上杉家を中心に争いが繰り広げられていた。 この戦乱の中、古の執権・北条を名乗る武将が躍り出る。 その武将の名は北条氏綱。 彼の北条家が、武蔵野の…

武蔵野台地の上に暮らす私は仙人としか言い表せない人物に出会い、武蔵野の過去に導かれる。私は幸福ではあっても満たされず、不幸だけが満たす手段だと考えていた。しかし、様々な時代の光景…

武蔵野の丘陵はただの丘ではない！？地元に伝わる謎のわらべ歌が秘密の暗号！？わらべ歌の意味を知る唯一の家族が、丘陵の成り立ちにまつわる秘密を初公開。武蔵野台地を舞台とした、伝承民話…

高禄の旗本・藤枝外記(げき)は、新吉原遊廓で知り合い馴染みとなった遊女・綾衣(あやきぬ)と将来を誓う仲となる。 しかし母が持ってきた出世話や、綾衣が身請けされると感じた外記は、心…