「喫茶店 短編」を含む小説

　都心から外れた所にある、寂れた喫茶店『エヴァーウィンド』。あまり客の入りの多くないその店にひとりの常連客が居た。 「チップはワンコインから」 　そういう彼を人は『想い出の売人』…

お飲み物をどうぞ。 やけどをしない温かさの、ほろにがい、せつなさ風味のお飲み物を。 大学のそばのカフェで 『笑顔、始まりました』 車椅子のプリンセスへ 『日常の体温、特別の鼓…

とある日曜日の昼下がり、デートの待ち合わせをしているのに彼氏が来ない。 そんなダメ男を彼氏に持つ女の子の、レトロな雰囲気の喫茶店での一幕。 この話は、3つのお題を決めて作品を書…

二千二十年代、ある害虫の世界的氾濫によりコーヒー豆の失われた世界。 東京の地下でひっそりと、本物のコーヒーを出す喫茶店があった。 往年と変わらない価格のコーヒーを、一体どこから仕…

とある森の中に、季節の花々を料理に使った美味しい喫茶店があるという噂があった。 そこは、もう一つ、不思議な噂があって・・・ @kuronekoya　様のユーザー企画「飯テロ小…

とあるカップルの別れ話。喫茶店での不器用なやりとり。 異なる二人の、男の思い。 -----------------------------------------------…

果物ファーストの八百屋と珈琲ファーストの喫茶店とパーマネントファーストの美容院が立ち並ぶショップファーストの商店街。 人間の数だけ、お店の数だけ「ファースト」はある。 「お客様は…

飲み過ぎには注意しましょう。

港町二丁目にある喫茶店の店主洋は、閉店間際にやって来た客にピアノを教えてほしいと頼まれる。 できないと断りをいれた洋に向かって、彼女が口にしたのは、ずっと昔、洋が幼かった頃に前店…

喫茶店で女と会話をした。それだけ。 ◆ #深夜の真剣物書き120分一本勝負で「お題：剣山」で書いた短編です。

雨に濡れる夢を続けて見るようになった龍彦。ある日、偶然見つけた不思議な喫茶店。その店で人の夢に入れるという不思議な能力を持つ奏音と出会う。 「私は夢の中で何回も龍彦君に出会ってる…

「棘」「耳」「ネギ」を作中に入れ込むという縛りで書いた短編です。

とある青年が雨宿りで入った喫茶店。 そこで相席になったのは、小説家の妻だった。 連作短編の二作目。 話は独立していますが、一作目の『紫陽花』から読んでいただくと分りやすいと思い…

とある喫茶店での一幕

真田源三郎信繁は、憧れの都会にやってきた。 とある喫茶店に足を踏み入れるが……。

とある県のとある市内にある喫茶店。 そこにはいつも通りの風景がある。 自主登校拒否中メンヘラ美少女ミドリちゃんがオレンジジュースを飲み、３０代にも関わらず店員としてアルバイトす…

「ねえ私達の将来って不安じゃない？」 席の奥に座る紛う事なき美少女、甘粕 姫（あまかすひめ）が、ボソリと呟いた。 目の前に座る何をしても不機嫌そうな男の子は何も聞こえてないのか文…

「おわかれ喫茶」と呼ばれる、その喫茶店には２つの噂があった。１つは、「そこで別れ話をすると確実に別れられる。」という噂。そして、もう１つの噂は…。

部活（文芸部）中に書いた三題噺（三つの題材で短編を書く）の一つ。お題は「砂時計、日傘、ココア」（ｂｙ部活の友人）。喫茶店でわざわざ電話を使って会話する二人の男女のお話です。いやそ…