概要
カフェタイムの片隅、貴方によく似た人を、ここに紡いでみる。
お飲み物をどうぞ。
やけどをしない温かさの、ほろにがい、せつなさ風味のお飲み物を。
大学のそばのカフェで
『笑顔、始まりました』
車椅子のプリンセスへ
『日常の体温、特別の鼓動』
このたび失恋しました
『ひりあま』
ギターさんと夜の冒険に出る
『その夜、ギターは、ひそやかに泣く』
彼は案外、幼かった
『キズ色カフェタイム』
【短編 5編収録】
やけどをしない温かさの、ほろにがい、せつなさ風味のお飲み物を。
大学のそばのカフェで
『笑顔、始まりました』
車椅子のプリンセスへ
『日常の体温、特別の鼓動』
このたび失恋しました
『ひりあま』
ギターさんと夜の冒険に出る
『その夜、ギターは、ひそやかに泣く』
彼は案外、幼かった
『キズ色カフェタイム』
【短編 5編収録】
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!透明な心が負った傷を包みこむ、短編集
ここに書かれているのは、主に十代後半~三十代の主人公たちの、繊細な心情です。
日常の忙しさと不器用さゆえに破れた恋。患者とヘルパーの間から気持ちが一歩近づく瞬間。十代の失恋。両親の離婚に傷ついた少女の心。仲間との感性の違いに悩むバンドマンと、作家の対話。
――身近で、どこかに居そうな人々ばかりです。それだけに、丁寧につづられた言葉ひとつひとつが胸に迫り、「ほろ苦い、切ない」を通り越して痛みを覚えるほどでした。
カフェタイム(休憩時間)に拝読しました。
コーヒーや紅茶もよいですが、作者さまご自身が書かれている、The BeatlesやBUMP OF CHICKENのBGMとともに読むと、…続きを読む