「病 恋愛」を含む小説

「逢魔が時か……」 「逢魔が時……？」 　厨二病を患わせていた日々に俺は彼女と出会った。黒竜の騎士である俺（妄想）と黄泉の魔女である彼女（妄想）は意気投合し交流を深めていった…

介護士として働く翔一と有紗。 翔一がダブルワークのバイトとして勤務した老人ホームで2人は出会い、結ばれる。 幸せな日々。 しかし、幸せな日々は突如として終わりを迎える。 有紗を襲…

超がつくほどの田舎である南陽岡には、『南陽岡症候群』という風土病がある。患った者は夢の中から抜け出せなくなり、目を覚まさなくなる、恐ろしい病だ。歴史書には流行していた記録があるが…

【1DAYシリーズ16作目】 主人公は普通だが普通でない中学生。　卒業式の日にずっと好きだった少女に告白をするため、ある大事なものを捨て去る覚悟を決める。　しかしその時が迫…

　時は、戦国中期。 　常磐色の瞳を持ち、顔に醜い火傷をおった天涯孤独の幼姫吉乃。城主の夜這いを拒んだが故に「病に伏した兄の元へ戻れ」と護衛の忍、才四郎を一人付けられ、匿われていた…

花を吐く青年と女性のお話。

物心ついた時からソフィアの世界は小さな集落の中の物置小屋だった。 村の人々から存在を否定され続けて十数年。 ある日、村の流行病の元凶という濡れ衣を着せられ、刃を向けられる。 無我…

【恋愛　日間６位達成　御礼申し上げます】 　キャッチコピーは第二章【重なる肌と火照る身体　身を焦がすほど熱く震える夜に】より。 　スキャンダルにより無期限の謹慎に陥った人気絶…

天使になりたい女の子と それを止めるでもなくただ寄り添う男の子の絆の話。

舞台は疫病が数百年と蔓延する世界。 疫病を背負った少女エスターは、本能のまま、薬草の捜索に野を駆ける。 隣国から亡命してきた少年カロは、自らの出生の謎を求めながら、薬草の秘密を…

　「あ、間違えた」「……え」　私、久我璃桜（くが　りおん）は神様の手違いで異世界に行くことに。神様いわく、元の世界に戻すまで時間がかかるみたいで。　え？　いつ帰せるか、わからない…

時は平安――左大臣の一の姫・彰子（あきこ）は、父・道長の命令で今上帝の女御となる。顔も知らない夫となった人に焦がれる彰子だが、既に帝には、定子（さだこ）という最愛の中宮がいた。 …

恥ずかしい経験、好きな人、自分の意外なコンプレックス。 みんな人には言えない隠し事を何かしら持っている、これはそんな隠し事をもすべて見透かしてしまう鏡のお話。

海と川に囲まれた小さな田舎町、美河町。 和倉薫は、生まれてから十五年間、ずっとこの町で暮らしてきた。 流れていく平凡な日々。 そんな毎日に特に不満はなかったけれど、ただ、長いな、…

髪が少しずつ銀色になる病気の銀髪病。 病気になる理由も治療法も今はない。 おまけに個人差がひどくて、治る人もいたり。 確かなのは髪が全て銀に染まる時、死んでしまうこと。 そん…

変身魔法下着…それは繊維の姿をした呪詛そのもの。それは例えどんな絶壁まな板っ娘であろうと変身下着を穿いてしまったら最後。もうボン！キュ！ボン！と心身ともにスケベになちゃってどんな…

　孤独で口下手で無愛想な高校2年生──屋平歳平。 　ある日の放課後。忘れ物を取りに教室へと戻った彼は衝撃的な光景を目の当たりにする。数週間前転校して来た転校生が──クラスメイト…

紅葉（もみじ）家の弟として生まれた竜太（りゅうた）は姉の由美香（ゆみか）に思春期の辺りから好意を抱き、段々と惹かれていく。 相手の由美香も満更ではないらしく、竜太を一人の男性とし…

唐棣（はねず）家の庭に植えられた一本の藤が「鬼憑き」と呼ばれているわけは、枯れることなく年中花を咲かせることと、藤の下に緋色の目をした鬼がいると噂されているからだ。 けれども一人…

僕たちはみんな、少しずつ心がこわれていて 水曜日の子どもたちみたいに 懸命に生きている