「別れ 最後」を含む小説

大晦日。 今日は《君》がここにいられる最後の日だ。 あわよくば、君といつまでも、一緒にいたかった。

平成という僕が生まれた時代があと1ヶ月で終わる。 本来終わるということは悲しいはずなのに、世間ではなぜかこのことを嬉しそうに言う人や、「平成最後の〇〇」と言う言葉まで流行りだす。…

「愛がほしい」と君は言った。 「傍にいて」とあなたは言った。 なら僕は……。 なんと叫ぶのが正解なのだろうか。 「■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■」 そう…

　ただ、“普通”を目指しただけなのに・・・ 　どうしてこうなった？ 　高校の行事の林間学校。 　内容は、山奥に在るキャンプ場での一泊二日のキャンプ。 　キャンプ自体は無事に終…

　携帯しているスマートフォンに何件もの着信があったという事に山下宏典が気づいたのは、その最後から数えて大凡で小一時間は経過した後であった。愛機であるところのそのスマートフォンのデ…

小学生最後の夏休みのことだ。プールからの帰り道、友達と別れて、僕は坂道を登っていた。

異世界「オワトール」 人類が平和に過ごしていたその世界はある日突然魔物達に襲われた。 様々な国が魔族に対抗したが尽く滅びゆく中、唯一残された最後の国「ナモサ」は禁断の異世界召…

「ごめん、菜子。他に、好きな人ができた。別れてほしい」 　二年間付き合っていた彼氏に、あっけなく振られた。 「そっか。私なら大丈夫だから、気負わないで。一真、二年間すごく楽し…

姉の一周忌を終えた頃、私と義兄のもとに不思議な手紙が届いた。 「二人に私の心残りを片付けてほしいの」 義兄と私は訝しがりつつも、姉の手紙の指示に従ったけれども――。 ＜登…

幼馴染との淡い恋物語です。

昭和20年の春。新緑溢れた横浜市郊外の町に、一人の陸軍飛行兵　海村雄吉少尉の姿があった。21歳のこの若者は特別攻撃隊への編入の命を受けて、それまで所属していた群馬県の館林飛行場か…

提出日、2018年９月２５日。枚数、400字詰換算37枚。研究科、最初で最後の提出作品。小説クラス。あとがきには、自分の言葉と、担当講師(個人名は伏せる)からの個別評。よろしくお…

そして、シロハラクマタカのフレンズ（オリフレ）がフレンズになるまでの軌跡。 パーク正常運営時、末期がんに侵された鷹匠”クギリ”の、人生最後の鷹との出会いと別れの物語。 ※舞台…

オーバー30歳主人公コンテストの字数が15万文字までなので、新たに書きました。 第２回大人が読みたいエンタメ小説コンテスト中間選考作品 改修版 アラサーの俺と、魔王、勇者のスロ…

[2019.07.20　改訂] 　７章の記憶と、２通の手紙による物語 　--- 【あらすじ】 　時間の経過とともに「逆行」し、若返りつづける颯とマユ。 　２００９年、仲…

双子の姉、キエは明日、神への供物として捧げられる。一方、妹のサエは明日には成人の儀を迎え、巫女として神に仕える身になる。最後の晩を共に過ごす二人のお話。 この作品は他サイトにも…

急速に科学が発展し、文化や伝統が失われ始めた世界に、数少ないアナログの絵を描く画家、河野碧という1人の孤独な青年がいた。 彼は何かに取り憑かれているかのように絵を描いていた…

ある日を境に見たことのない世界で目覚めた主人公。そこは夢でみるような魔法が存在する異世界だった。その主人公を御霊（みたま）と呼ぶ少女との出会いから主人公が現世界と異世界を行き来し…

異界の悪魔《EVEL》の侵攻により日本は壊滅的な被害を受けた。 第一次EVEL対抗部隊で、第二首都を千体の悪魔から守り抜き密かに英雄と呼ばれていた青年、神崎優（かんざきゆう）。彼…